立春を超えたとはいえ、まだまだ寒い日が続きます。
雪もアラレもミゾレも、まだまだ降ります。
さて、元首相の発言が世間を騒がせております。
彼の場合、失言? は今に始まったことではなく、これまでもいくつもあったので「またか」という感じです。
繰り返すということは、口で「反省」と言いながら、実は何がいけないのか理解してないということなのでしょう。
しかしながら、こういう感覚を無疑問的に持ち続けている戦前生まれの方が多いのは確かです。
むろん、戦前生まれでもそうでない方もたくさんいらっしゃいますし、戦後生まれでも元首相もような感覚の方もいます。
今さらながら「ジェンダー」という言葉について学ぶことが必要かと思います。
簡単に言うと、これは男性のやること、これは女性のやること、そういう決めつけのことです。
たとえば嫁という言葉、女へんに家と書きます。
つまり家のこと=家事は女性のやることというジェンダーを表した字なんですね。
日本だけでなく、人類はこういう感覚で長い歴史を歩んできました。
今でも女性の就学率が男性の3分の1という国もあります。
大河ドラマなどを見ると、日本でも女性の学問は不要というようなシーンがあり、そういう時代があったことがわかります。
ジェンダーレス、つまりそういう性別による決めつけをなくし、同じ人間としてそれぞれも実力を発揮できる環境づくり、意識の変革がなければ元首相のような方はいつまでも存在し続けることになります。
ただ、長引くコロナ渦によるストレスのはけ口とばかりに彼を総攻撃するのもいかがなものか、とも思います。
この騒動、どこに行きつきますことやら。
世の中安穏なれ。
合掌
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