読書の秋に向けて

読書してますか?

現代人の想像力の欠如、その原因は読書不足にありです。

ここ数日、久々に時間も忘れて読んだ一冊をご紹介します。

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北林一光著「ファントム・ピークス」(角川文庫)です。

長野安曇野の山を舞台に起こる連続女性失踪事件なんですが、ボクらがいかに山、自然、動物というものを知らないかを思い知らされてくれます。

息もつかせぬ展開の速さに、時間も忘れて読みふけってしまいました。

あとがきまで入れても333ページですので、ふだん読書しない方でもとっつきやすいかと思いますが、ボクなどはページが少なくなっていくのがもったいない、もっと厚かったらいいのにと思うほどでした(苦笑)。

作中に出てくる言葉で、とても納得した言葉があります。

「私、最近とみに思うんだけど、人間の意識って、どこかタガが緩んできているような気がする。命あるものに向かい合う心が病んでいるというか、麻痺しているというか…。」

「想像力の欠如もやはり現代人の病気みたいなものだと思うわ。動物の命に思いを馳せられない人間は、人間の命についてもちゃんと考えられないのよ。」

読んでいて、大きくうなずくボクでした。

ぜひ、ご一読あれ。

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永遠の0(ゼロ)

51xv3lezdpl__sl500_aa300_お盆前から読みはじめ、お盆中もお墓参りの方がいない待ち時間などに読み、数日前に読み終えた一冊を紹介します。

「永遠の0(ゼロ)~百田尚樹著」

今年で日本がアメリカ、イギリス、中国、ソビエト(現ロシア)、オランダ、オーストラリアなどの国々と戦争をし敗戦してから65年がたちます。

本書の舞台は5年前の2005年。いわゆる特攻隊で戦死したとされる実の祖父がどんな人物だったかを訪ね歩くことになった青年が主人公です。

臆病者、歴戦の勇士、名教官などなど聞く相手によってその人物像は変化していくものの、最後にはその一貫した熱い思いが見えてきます。

その探索の過程の中で出会っていく数々の元ゼロ戦パイロットたちの思いも熱く、迫力があります。

ボクが本書をおススメするのは、戦争を知っている世代はもちろんですが、よく知らない方々にぜひお読みいただきたいと思ったからです。

あの戦争の始まりと経過、そして結末が元ゼロ戦パイロットたちの体験談としてつづられていてとても読みやすくわかりやすい。

死を覚悟して戦うことと、必ず死ぬとわかっていて戦うことは違う。特攻隊員たちの苦悩、純粋に愛すべき者を守りたいと思う心。

そんな主人公の祖父の生き様から、人、生と死、戦争、愛、人生を考えさせられます。

戦争賛美の方も、戦争反対の方も、そんな観念を横において、戦争という時代を生きた人間たちの姿をじっくり読んでいただきたい。

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