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訃報

夏カーペットを撤去し、ホットカーペットを設置し、ぼちぼち冬支度です。

といっても、まだスイッチは入れませんけど。

そんな昨夜、突然の訃報に接しました。

恩師のひとりN先生です。

ボクが京都にある大谷専修学院という全寮制の学校に入ったのは、24歳の春=もう29年前のことです。

当時は学舎が2つ、寮がいくつもありました。

ボクが住むことになった寮に住んでいた3人の先生のひとりがN先生でした。

小柄で大阪弁でよくしゃべるおっちゃんでした。

卒業後お会いすることはあまりありませんでしたが、同期生が集まると必ず話題になる方でした。

「人と人との交わりが、私たちの生きる場所なのです」

先生のこの言葉を、どちらかというと独りでいることを好むボクが、なぜかいつも思い出します。

学院は数年前に学舎も新築ひとつになり、ボクが住んでいたころの面影はなく、その生活の中で交わった方々も西帰されていきます。

しかし、その交わりの場でのご縁はボクの中でずっと生き続けます。

先生、ありがとうございました。

合掌

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