歳が明けて、早や2週間を過ぎ日常を過ごしています。
今では「明けましておめでとう」と、新年を祝うのがお正月ですが、もともとの日本人のお正月とはそれだけではなかったようです。
今、日常生活での会話で歳の話をするとき、数え年齢で言うことは稀ですよね。
普通に言っている年齢は満年齢=生まれたとき0歳で誕生日ごとに1歳づつ加齢していくものです。
これは明治以降に導入された習慣で、それ以前は数え年齢が普通でした。
数え年齢とは、生まれた時点で1歳、歳が明けると2歳というものです。
極端な場合、大晦日に生まれた子はひと晩すぎると2歳ということです。
だから元旦とは、日本人全員の誕生日であり、明けたことだけでなく誕生祝いの日でもあったのです。
だから実家や本家に一族が集まりそれを祝う。
さらに一族の長が祝いを配る、それがお年玉だったということです。
今、年齢を数えで言うのは80歳以上の方々くらいかもしれませんが、こういう日本の文化、知っておいても良いのでは? と思います。
ちなみに年忌法要の数え方ももちろん数えですね。
世の中安穏なれ。
合掌
コメント