当寺報恩講を終えてホッとする間もなく、ご門徒宅報恩講に駆け回ってます。
お寺の報恩講は、当日を迎えるまでお掃除、お荘厳、当日も直前までいろいろな準備があります。
まずお仏華ですが、職人Nさんにお願いし1日がかりで立てていただきます。
Nさんもだいぶご高齢で、10年ほど前から「今年で最後かもしれん。来年はムリやぞ」が口癖ですが、それでも「できる限りやらせてもらうよ」とも。
ありがたいことです。
当日は、朝早くから参集いただいた総代さん方が幕張り、旗立てなどをし、お参りの皆さんをお待ち受けしてくださいます。
ご門徒の代表たる総代さん方の熱い想いとご尽力あってのお寺です。
この椅子でも、いかに並べたら皆さんが座りやすいか、中座もスムーズにしやすいかを考えて並べていただいています。
そしてやっと皆さんをお迎えする準備が整い、報恩講をお勤めすることができます。
この総代さんも、なかなか後任が決まらないことも珍しいことではなくなってきました。
先祖代々のお寺とご門徒のご縁、それを繋ぐ総代さん、「我こそは!」と名乗りを上げてくださるととてもありがいのですが。
それ以前に、ぜひこんなお寺を実際に見に来て、お参りしていただきたいなぁ~と切に願う住職です。
世の中安穏なれ。
合掌
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