日に日に秋が深まり、当寺報恩講も近づいてきました。
しかし、どこのお寺の報恩講もお参りされる方の減少が目につきます。
いろいろな原因があろうかと思いますが、とても基本的な部分を見落としていました。
当寺の年間法要は、修正会(元旦)、春彼岸会(春分の日)、永代祠堂経会(5月第3土曜日)、盂蘭盆会(7月15日)、報恩講(10月29日・30日)です。
そのうち永代祠堂経会と報恩講時には、寺報に上画像の封筒を同封しています。
しかしこの5月、「この封筒は何に使うんですか?」と尋ねられ驚きました。
そうか、こういう基本的なことがわからないご門徒が増えているのか、と。
お寺の法要は、お寺とご門徒を繋ぎ、仏法に出会っていただく大切なご縁です。
そして、それらの法要はご門徒さん方のお志によって営まれます。
お参りにご来寺される際、この封筒に法要志を入れてご持参いただきたいと思います。
中身は、お布施と同じで定額はなく、数千円~一万円とそれぞれで、ご無理のない金額で結構です。
それらは、出仕されるお坊さん方のお布施、お斎(おとき=昼食)、お茶やお菓子など法要経費として大事に充当させていただきます。
ご来寺がかなわない場合でも、多くの方々が仏法に会われますようにとお届け、あるいはお預けいただければ幸いです。
永代祠堂経会、報恩講以外には、お宅にある封筒か懐紙をご使用いただき「〇〇(法要名)志」と記してください。
わからないことは、お尋ねください。
よろしくお願いいたします。
世の中安穏なれ。
合掌
最近のコメント