秋風のち、猛暑復活ですね。
ついつい冷房漬けになり、テレビの前に入りびたりがち。
行方不明の2歳の男の子が見つかりホッとし、その功労者=スーパーボランティアさんの存在に感心しきりです。
こういう素晴らしい方がいらっしゃる反面、ささいなことで人を殺める事件の多さに暗澹たる思いです。
他人はもちろん、我が子を殺める親の多さがさらにやりきれない思いを増幅させます。
人の死を大事(おおごと)と捉えていない風潮、その根底にはいのちの教育がおろそかになっている現代社会があります。
それは、ボクら僧侶、お寺の力不足も大きいと感じます。
お寺へ足を運ぶ人の減少は、仏法=すなわちいのちの教えに出会うご縁の減少に繋がっています。
高齢者が孫の手を引いてお寺参り、そんな風景が絶えて久しく、子どもたちがいのちの教えに出会うご縁がないのではないかと。
社会の在りようから自分の立ち位置をしっかり見ていくこと、それをあらためて感じます。
お寺の役目、ますます大事なはずですよね。
世の中安穏なれ。
合掌
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