久しぶりの再会は・・・合掌

今日、あるご門徒さんのご葬儀をお勤めいたしました。

故人は、しばらくお会いしていなかった方で、施設に入られていて、ここ2年ほどは闘病されていたとか。

数年前まで、お盆にはお墓参りにご来寺される姿を拝見していたと思っていましたが、意外と長い間お会いしていなかったようです。

例えば、毎月のお参りにお邪魔してたお宅の方が入院や施設に入られると、次にお会いするのはその方の訃報というケースは多くありますが、寂しいです。

ただ、これをご縁に次の世代の方との関係が開かれていく、つまりはご縁の繋がりをいただけることはありがたいことでもあります。

こういう繋がりの歴史がお念仏をご縁につづいてきた真宗の歴史なんですね。

亡き方をご縁にお念仏に出会っていく、その橋渡しもお寺の大事な役割なんだとあらためて感じさせられます。

今後ともよろしくお願いいたします。

合掌

思いは伝わる？

昨日の晴天と、夕べの雨で雪もみるみるうちに溶けていきました。

いくらか気温も高くなりましたが、当寺の御堂などは冷凍庫のようです（苦笑）。

寒いときに食べたくなるのが、京都の「たぬきうどん」です。

刻んだキツネ（油揚げ）とネギのあんかけで、おろしショウガたっぷりで暖まりますよ。

今日は平日ですが、極寒の御堂でご法事をお勤めさせていただきました。

平日だと気分的に余裕をもってお勤めでき、法要後にはお母様の3回忌法要でご来寺された姉妹といろいろおしゃべりさせていただきました。

おふたりから、読経後のボクの法話がいつも良いとのお褒めをいただきましたが、照れくさいやら恐縮やら、ありがたいやら（苦笑）。

でも、良いはもちろんですが、悪い＝ダメ出しでも反応をいただけることはとてもありがたいものです。

無反応が何より怖いですね（笑）。

といっても、ボクの話はオチはいつも同じで、その季節に合った身近な話題や故人や施主さまの年代などを織り交ぜたネタから話を始めているだけなんです。

これに慢心せず、少しでも聴いていただき、何か感じていただけるお話ができるよう精進したいと思います。

合掌

雪模様

来ました！ 本格的な雪が！

といっても、金沢は15～20センチほどでしょうか。

長崎や鹿児島の方が多いかもしれません。

それでも、これだけの除雪に2時間ほどかかりました。

で、いつものように？ 雪かきに飽きると・・・。

今年も作らせていただきました、雪地蔵さん。

しかし、日ごろ雪の積もらないところの方々には、ノーマルタイヤでの運転は控える、歩くときはカカトから地につけてしっかり踏みしめるように歩くなどご注意ください。

合掌

ご注意とお願い

雪は降るものの、積もらない金沢です。

しかし、当寺の御堂や鐘楼の大きな屋根から落ちる雪は多いのでとても危険です。

積雪時、この御堂と鐘楼の間の通行はご遠慮ください。

どうしても墓地へ行かれる場合は、この御堂の軒下を通行してください。

また、墓地の雪かきはじゅうぶんではありませんので、長靴などを履くようおすすめいたします。

よろしくお願いいたします。

合掌

大寒

今年はの大寒は明日、1月21日だそうです。

金沢の雪は、東京や名古屋よりも少ないくらい？ かもしれません。

ひと昔前、20年ほど前まで農村などでは、この時期に味噌づくりをする光景が見られました。

1年で1番寒いこの時期の水は清らかで、その水で作る味噌は腐らずに美味しいといういわれがあるそうです。

しかし、梅干しや干し柿とともに見られない光景になりました。

それらは、ずっと相続されてきたその家の味です。

街の様相と同じく、どこの食の味も画一化されていくのでしょうか。

なんだか、文字通り味気ない気がしますね。

合掌

サンパチの記憶

東京など首都圏や関東では大雪だそうですが、金沢はまったく雪なし状態です。

しかし、月忌参りなどでお会いするお年寄り方からは、こんなお話をよく聞きます。

「サンパチのときもこんなんやったわ。年末年始、ぜんぜん降らんで、成人式（1/15）ごろからドカドカ～て降ったんや」と。

サンパチとは、昭和38年の豪雪のことで、2階から出入りしたとか、電柱をまたいで歩いたとかいう話は冬のたびに聞いています。

天気予報をみてみると。

今夜から雪ダルマが居座る気配です。

サンパチまではないにしても、心配になってきますね。

明日は、今年初の雪かきを覚悟しておきましょう。

運動不足解消、そんな程度で済めば良いのですが。

合掌

痛ましくて悲しい

ようやく初積雪です。

といっても雪かきをするほどでもなく、冬の始まりのようです。

さて、毎日いろいろなニュースが報道されていますが、幼児虐待の事件には本当に痛ましく、また悲しいです。

全面的に頼れる、唯一の存在であるはずの親に虐待され死亡した子どもを想い、静かに合掌することしかできません。

子が可愛くない親などいるはずがない。

ただ、それに気づかない人はいるのだと思います。

そして、そういう人を生み出す土壌は、この社会であり、ボクもその構成員です。

たとえばこういう事件が起こると、ネット上では「死刑にせよ！」とか、「バカ親」のなんのと多くの罵詈雑言が書き立てられます。

この親は、けして許されないことをした、そこに疑問はありません。

でも、この冷酷な反応の数々を読んでいると、冷酷な社会からは冷酷な人も生まれやすいのでは？ と感じます。

自己責任という言葉が頻繁に使用されるようになってから、人を頼ることも、人に手を貸すこともしにくい空気が蔓延していませんか？

「話、聞くよ」と、誰かが声をかけてあげれば事態は変わったかもしれない事件はたくさんあったのでは？ と。

もう少し優しい社会であってほしいし、声をかけ合える関係性を広げていけたらと思います。

合掌

季節の雑感

ようやく？

真冬らしくなってきました。

楽で良いと言いつつも、なんだか気味が悪い、そんな感じでした。

楽あれば苦あり、と申します。

田畑はもちろんですが、冬に土の上に雪が乗る時間が短いと、春～夏に出る虫が多くなります。

そして？

いつもは運動不足解消と思い精を出す雪かきがないと、運動不足に拍車がかかり肥満も進みます（苦笑）。

というようなわけで、フツーに雪が降ってくれたらいいなぁと思います。

まぁ、何を想ったところで空模様はヒトの都合など頓着してくれませんが。

あるがままなり。

そういうことですね、結局。

合掌

お寺づくり

気味が悪いほど暖冬が続いていますが、このまま春になるんでしょうかねぇ？

さて、今日は今年初の役員・総代会でした。

ご門徒の代表的な役割を担ってくださるこのメンバーがいなければお寺は成り立ちません。

昨年の決算、今年の予算案や法要日程、懸案事項などなどを話し合いますが、今年も最初から熱い議論が展開されました。

住職としてはとても嬉しい光景なのですが、予定時間を超過して皆さんの体力が心配になってくるほどです。

来月の門徒新年会の前半で、今日まとめた議題を一般ご門徒に提示します。

お寺はご門徒の持ちたる帰依所です。

住職はそのお寺を預かる留守職（るすしき）が本文であろうと思います。

こうして今年も皆さんとともにお寺づくりをしていきます。

至らぬ面、多々あろうかと思いますが、今年もよろしくお願いいたします。

合掌

謹賀新年

遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。

年末年始＝除夜会・修正会へのお参りいただきありがとうございました。

真冬とは思えない温暖さが続き、なんだか拍子抜けの新年です。

新年のご縁をいただき、今年もどこまで命大事に生かされる日々を積み重ねることができるかわかりませんが、感謝の日々を精一杯生きていけたらと思います。

世の中安穏なれ、仏法広まれ。

合掌