小春日和という言葉は、旧暦の10月(今の10月末~12月上旬)に使用する言葉だそうで、春のような温暖な日ならいつでも使って良いわけではないそうです。
そんな小春日和が続きますが、来週中ごろからはようやく冬らしくなってくるそうです。
朝市も昨日で今年最終、来年3月までいばし休市となります。
ご門徒宅での報恩講もあと少しですが、乳幼児のいるお宅にお邪魔することもしばしば。
すると、赤ちゃんから1歳半くらいの子の多くがお経をじっと聴いていたり、手を合わすしぐさをしたりします。
もう少し大きくなると、じっとしていられずに飽きてしまったりすることもおおくなりますが、赤ちゃんたちは不思議とお内仏に興味津々な様子なんですね。
お内仏は、お浄土、つまり無量寿の世界を表現しています。
無量寿とは、計り知れない命を司るということで、人はそこから生まれ、そこに還っていきます。
ということは、赤ちゃんはつい最近までいた無量寿の世界をお内仏に感じているのかも? と思うと何だかとても厳粛な存在のようにも思えます。
お年寄りと同居、あるいはひんぱんにお内仏のある環境にいる赤ちゃんは喜んでいるのかもしれませんね。
赤ちゃんだからわからないだろう、そう思うのは大人のモノサシです。
昔からお内仏のある家で育ってきた真宗門徒の根っこがここにある、そんなふうに赤ちゃんたちに教わった気がします。
合掌
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