月忌参り、ご門徒宅報恩講、毎日多くのお宅にお邪魔しております。
そんな中で年々深刻化しているように見えるのが認知症の方の増加です。
先日も、ここ3か月ほど「ひょっとして?」と思っていた方が認知症と診断されたと聞かされました。
いくつかのケースを目の当たりにしているうちに、「そうかも?」とピンとくることがあり、自分でも困惑しきりです。
以前にも書きましたが、たとえば、お参りの日を忘れたりすることがあった場合、正常な物忘れならいろいろ言い訳したり、「あーっ!」と慌てたりします。
でも、認知症かも? という場合は、「あぁ、そうでしたか~」と慌てることもなく、どこか他人事な反応なんです。
第三者がいる場合、ボクとその人が会話してても無関心で無表情だったり、話を振ったりしてもまったく聞いていなかったり。
なりたくてなる人はいないし、れっきとした病なんですよね。
なんとかならないものか?
そう思いつつも、本人にはより優しく対応し、言っていることをけして否定せず、同居する家族がいればそれとなく促すことくらいしかできません。
どれだけおかしなことを言っていても、叱ったりきつく否定することは逆効果でしかないと思います。
ご家族、ご親族、ご近所に「あれ?」と思う方がいらっしゃったら、早めの対処をしてあげてください。
お願いします。
合掌
コメント