昨日は親戚寺院で親鸞聖人750回御遠忌法要があり、参勤させていただきました。
さわやかな五月晴れとなり、稚児行列も滞りなく行われました。
子どもたちにとっては、よくわからない衣装をつけて歩くだけのことだったかもしれません。
でも、親はもちろん、祖父母やさらに上の祖父母にとってはとても大きな喜びです。
実は当寺の御遠忌のときに、ひ孫の稚児姿を望んだ婆ちゃんがいました。
でも、孫夫婦は「めんどくさい」とそれを断り、婆ちゃんは涙を浮かべていた姿をボクは目の当たりにしました。
子や孫はもちろん、ひ孫の稚児姿をみせてあげられたらどれだけ婆ちゃんは喜んだことかとボクもため息がもれました。
両親がいて、祖父母がいて、ひい祖父母がいて、ひいひい祖父母・・・がいて、今の自分が存在しています。
気の遠くなるような命のバトンタッチによって、私があってご縁ある人々と出会い、子を授かった事実があります。
その命の繋がりに感謝する仏縁のひとつとして稚児行列もあるのではないかと思います。
そんな昨日の仏縁をひとりでも多くの方に気づいていただけたらいいなぁと思うばかりです。
合掌
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