この週末は、従弟の結婚式があり、そこに訃報が続き、ご法事の予定と相まって時間に追われていました。
どの法務も精一杯お勤めさせていただいたつもりですが、疲労困憊で声に張りがなかったり、どこかせわしない所作となったかもしれず、申し訳ない限りです。
そんな今夜もお通夜でした。
それも当寺の現役総代のTさんの急死でした。
当寺の会計主任を勤めていただき、つい先週も月例の会計事務をしていただいたばかりだっただけに、ただただ信じられない思いでいっぱいです。
Tさんは、昨秋の闘病から退院され、最近では「いや、本当にね、生かされてあるって思うたし、ありがたいなぁ~って実感しとるわ」と、しみじみおっしゃっていました。
今夜は、いつも通りではありますが、「一寸先は闇。一寸先にわが身の死を迎えるかもしれない今を生かされてある。Tさんは、仏さんと成られて、私たちのそのことを身をもって教えてくださっています」と、お話させていただきました。
そして、満場のホールには「正信偈」の、大きな大きな声が響き渡りました。
人生を終えるにあたって、その人生でご縁あった方々に、感謝とお別れと、そして仏さんの教えを聴く場を設けるという本来のお弔いでした。
合掌。
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