新年になり1週間、遅ればせながら初ブログです。
旧年中は拙文をお読みいただきありがとうございました。本年もどうぞお付き合いいただければ幸いです。およろしゅう。
また除夜の鐘、修正会へのご参加、ご参詣、まことにありがとうございました。
ここ数年に比べて、雪も少なめで、たくさんの方々による力強い鐘の音が響きわたり、大晦日らしい夜でした。
そのちょっと前にツィッターでは、札幌のある寺院で、近隣からの「うるさい」という苦情が多いために除夜の鐘を中止したという話を聞き、唖然とさせられました。
世知辛いというか、自分や周囲を客観視できず主観視のみの言動をする方々が増えていることを感じます。
修正会では、その話題も紹介しつつ、他を思いやる気持ちの大事さや、他があって自己が存在していることなどを話させていただきました。
そして、今年のテーマというか、大事にしたい言葉として。
「世界ぜんたいが幸福にならないうちは 個人の幸福はありえない」
という宮澤賢治さんの言葉を紹介しました。
これは、ボクが学んだ大谷専修学院の食堂入口にこの言葉の暖簾(のれん)がかかっていたこともあって、ボクの中でずっと忘れずに持っていた言葉です。
お互いに思いやり合う関係がなければ、お互いに文句や批判し合う関係にしかなりませんし、その関係からは憎しみしか生まれません。
幸福になりたくない人はいないはずです。
新年にあたり、この言葉をぜひとも心に留め置きいただけたらなぁと思います。

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