善福寺・報恩講終了です
昨日の報恩講2日目をもって、善福寺報恩講は終了しました。
報恩講2日間で、およそ150名のご参詣のご縁をいただき、大変感謝しております。ありがとうございました。
結願日中に続いて、門徒報恩講と題して行なっているご門徒さん主体のひととき。正信偈を同朋唱和するだけでなく、お調声と各和讃の最初をご門徒さん方代表数名にしていただくものです。
むろん、僧侶方のようなわけにはいきませんが、それぞれが緊張感をもって張り切ってやっていただいていて、聴いていてもそれが伝わってきます。
続いてのご講話には、姫路より遠路ご来寺いただいた玉光順正さん登場です。
玉光さんは、ご住職であるとともに、ご本山の教学研究所元所長さんで、現役の宗議会(宗門の行政機関である宗会という議会の僧侶代表議会)の議員さんでもあります。
ボクのとっては、本山出版部時代での同行取材を通していろいろお教えいただいた方でもあります。
住職になってから、いつかは必ず来ていただきたい、そう思っていた方です。
このご講話は、ネット上でのUstream を通して生中継もさせていただきました。
親鸞・一人になることのできる宗教、と題してのご講話でしたが、大きくうなづくことしきりでした、
ボクは、いつからか「人間は一人では生きていけない~でも、一人で生きていけるものを持ってなければならない」を持論としていましたが、その持論もこの玉光さんの存在があったからかもしれなぃと思っています。
お念仏の教えによって、独立し個である「私」を確立すること。
そして、その確立された個々が交わるご縁によって形成される同朋社会、それが親鸞さんの想いではなかったのではないだろうか? そう思うんです。
昨日の講話も、そんな一人ひとりの私(個)の在り方を、あらためてお教えいただいきました。
終了後には、当寺役員さん方と一献やりながら交流していただき、その後にはボクと久々にじっくり一献しつつお教えをいただきました。
とても充実した報恩講のさまざまなご縁、ありがとうございました。
合掌
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