お寺の舞台裏
梅雨の晴れ間の今日の午後、お盆を迎える準備をしました。
テント張り、キリコ(金沢だけの献灯のための小さな紙製の灯籠)を吊るすポールとヒモ張り。
お盆(13日~16日)が終わると、その吊るされたキリコ、すでに腐敗した仏華、おロウソクにお線香を撤去し、ゴミ処理場へ運んで有料で処理してもらいます。
それらの作業は、ボクと役僧T氏はもとより、ご門徒さんボランティアで行なっています。
これも、むかしからのお寺のお盆裏風景なんです。
住職のボクや寺族の家族は、お寺に住まわせていただいています。
でも、ボクたちの家ではありません。
ご門信徒さんの帰依処たるお寺の留守をお預かりしています。
全ご門信徒さん方には、年間維持費というお志をいただいておりますが、それはその帰依処を維持管理し、ご本山護持の上納のために使わせていただき、また貯蓄し諸修理に充当させていただいております。
身近なところでは、寺報発行経費、ボクや役僧T氏が月忌参りやご法事、ご葬儀などにお伺いする際のガソリン代などもそこから賄えさせていただいています。
今寺報にて、その維持費ご納入のお願いをさせていただきしたが、ご不明な点などございましたら、このブログへのコメント、メール、お電話、などをお寄せください。
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コメント
北陸は浄土真宗の土地と言ってもいいですよね(^O^)v。従ってお寺さんへの功徳というものは日常になっていることは、亡き父のふるさとだから知っております。そしてご近所でお参りしあって、お話する伝統も。でも若い人達にそれが受け継がれているのかな?ちょっと心配してます。
こうしてお寺さんの方から門徒の皆さんに情報開示してくださるのはいいですよねぇ。東京上野のお寺さんは、会員カードを作って、とかいろいろ工夫しているようですね。
私が懇意にしているお寺さんは大人しい方なので、門徒としてやりたいことがいっぱいあって、自らやりますからとご提案してもなかなか日常の法務で忙しい故に余裕がありません。土地的にも大都会の郊外都市の片田舎ですから、毎月定期的に維持費とか寄付を呼びかけられないので、黙っていらっしゃる。色々私達が考えて差し上げたいと思います。
投稿: 加藤 隆志 | 2012年7月10日 (火) 16時31分