秘湯の旅
昨日から1泊2日、家族で温泉に行ってきました。
お寺を空けて、寺族全員でお泊りするって、なかなか難易度が高いんですが、思い切って決行しました。
ボク、相方、息子、ボクの両親と妹、計6名が揃ってというのは、ひょっとしたらこれが最初で最後かも? というくらいのシチュエーションです。
そして、今回は息子の小学校卒業というひとつの節目、可愛がってくれている両親への感謝の意味も含めてという感じも。
といっても、ごく近場の初日は井波~庄川、2日目は五箇山~白川郷というボク的にはバイクで慣れ親しんだ道程です。
しかし、ボクの愛車では6名の乗車はムリなので、7名乗りのレンタカーを調達。あまり好みでなく、慣れていない大型車の運転にはやや不安はあったものの、思ったよりぜんぜんスムーズに運転できました。
井波別院参拝、周辺散策、おいしいお蕎麦を昼食にいただき、宿泊予定の大牧温泉へ。
ここは、小牧ダムから庄川を船でしか行けない陸の孤島ともいうべき秘湯です。
といっても、ボクが小学校中学年のころに両親に連れてきてもらい、また5年前には、まだ小学2年生だった息子を連れて来ており、今回が3度目です。
なぜ、ここが好きかというと、温泉じたいが好きなことはもちろんですが、電話が鳴らず、来客もなく、出かけようもない、日頃お寺にいるとこういう空間への憧れがどうしてもつのるんですよねぇ(苦笑)。
しかし! 到着し、船を降りるとまったくケイタイのアンテナが立たない!
えぇっ!? うそーっ!?
完全に外部との遮断状態です(汗)。
まぁ、相方のドコモはなんとか通じたようなので、緊急事態は役僧T氏経由でそちらに連絡が入るから、まぁ、いいかと。
と、入らないものはしょうがないので、電話が鳴らないという、今どき稀に見る環境を楽しむことにしました(笑)。
しかし、温泉はいい♪ 残雪の山々を眺めて入る露天風呂はいい♪
息子ともども「あぁ~~~」と満悦(笑)。
昔を知る父は、「昔のひなびた感じの方がよかったなぁ」と。
それでも、家族6名で夕食、部屋でも呑みながらいろいろしゃべりました。
本当に、こんな機会はなかなかなく、今後いつまたあるかは想像もつかないですよねぇ。
翌朝は、また船に乗り小牧ダムへ戻り、クルマに乗り換えてドライブへ。
あいにくの雨模様、というより雪まじったミゾレ模様。
これまたバイクで走り慣れた五箇山~白川郷コース。
展望台からの景色も、まるで真冬の風景です。
天候の悪さと、寒さで、散策をあきらめ、平瀬温泉の隠れ家的食堂で昼食を食べて、ゆっくり走行で帰宅しました。
思い切って決行してよかった。
そう思います。
日頃の生活と違う空間では、日頃と違う一面が見えたり、普段しゃべれないようなこともしゃべれたりと良いものです、本当に。
両親が元気でいてくれて、海外在住の妹が帰国していて、息子が「やだ」と言わなければ、またいつか、ぜひ、行きたいものです。
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