福島からのメール
今日、福島県に住む友人からメールがきました。
「福島にはもう住めないので、亭主の郷里の山梨へ引っ越します」と。
住めない原因は、言うまでもなく原発です。まだ幼い子どもを持つ身としては、やむを得ない決断だったことでしょう。
もう住めない、なんだかとても切実な言葉です。
そんな中で、就任したばかりの復興担当大臣とやらが岩手県と宮城県を訪れ、何様? と聞きたくなるような発言を連発。
この温度差はなんなんでしょうか?
さまざまな支援を求める知事にたいして、「知恵を出さないやつは助けない」??
「九州の人間だから、東北の何市がどこの県とか分からない」??
九州の金持ちが、被災地へ場違いな観光に行ったようなもんですねぇ。こんな感覚の人間に復興を任せても成果はまったく期待できません。
まぁ、これまでも政治屋の失言と片付けられた本音披露は多々ありすぎて、今さら感もないですけどねぇ。
謝るくらいなら言わないでください。
被災地の方々がどれほど傷ついたか、たぶんわからないかもしれませんけど。
新任大臣で何もわからないなら、もっと謙虚に学ぶ姿勢を持てないですか? 現地では、必死に、本気で、本当の「復興」を目指してがんばっていらっしゃる民がいるんですよ。
ボクの友人のように、子を持つ身がゆえに泣く泣く故郷を離れる人がいるんですよ。
もはや、現政権には何も期待はしてませんが、せめて邪魔はしないでほしいものです。
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