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7月~金沢のお盆事情

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今日から7月。金沢では13日~16日にお盆をお迎えします。まもなく発行の寺報「大慈山」140号でお盆について書いてみたので、ひと足早くここに転載します。

◆お盆を迎える

むかしから金沢では新暦、つまり七月十五日をお盆としてお迎えしてきました。曜日は関係ありません。ほんの十年ほど前までは、何曜日であっても十五日がもっともお墓参りの多い日でした。

とくに夜のお参りが多く、盆の間は毎晩九時近くまでお墓に待機していましたが、最近は七時も過ぎるとほとんどありません。そして、盆の前の週末にお参りされる方が急増しました。

ほとんどの祝日が第○月曜日になり、さまざまな行事が土日に開催されるようになったことが原因でしょうか。そうだとすれば、本来の日がいつであっても、その辺りの土日であれば良いということなんでしょうか?

◆最近のお盆の一例

お盆前の土曜日の早朝五時前。当寺の門はすでに勝手に開けられ、お墓にはお参りの人影があり、困ります。

金沢以外はほとんど八月がお盆ですが、七月のお盆に内灘の墓地へお参りに行った人が、キリコを吊るすロープが張ってないと憤慨したとか。しかし、内灘のお盆は八月なのだから当然です。

◆キリコの意味

金沢のお盆には欠かせないのがキリコと呼ばれる障子紙を貼った持ち運びできる四角い灯籠です。これもここ十年ほどの間意にカマボコ板のような簡易型が普及して様変わりしています。

しかし、このキリコの本来の意味をご存知でしょうか? 従来型のキリコには、おロウソクを灯すことができます。つまり献灯するためのものなのです。

だから簡易型キリコは、その用途から考えるとキリコではないのです。ではなにか? というと、ただの名札です。

◆お墓参りとは?

名札と化したキリコは、つまりだれがお参りに来たかを墓主さんにお知らせするためだけの板です。

持ち運びに便利だと言う方もあるでしょうが、お墓参りは名を残すことが目的なんでしょうか?

お盆の間でも、足早にお墓に行って板キリコを吊るし、手も合わさずに帰っていく方の姿を見ることがあります。この方は一体なにしに来たのでしょうか。

金沢市

とその一部の近郊以外にキリコは存在しません。名を残すことなど、だれも気にせず、考えたこともないと思います。

しかし、本来の用途である献灯をするためにキリコを使用するのであれば、これは他地域にはない厚い信仰心の表れだと思います。

◆ご縁と向き合う

ご先祖がいてくださって、初めて私が生まれさせていただけた。あるいは結婚した相手が生まれ、出会うことができた。そして子が生まれ、孫にまで会わせていただけた。そんなご縁のおかげさんで今の私があることに感謝するということです。

早く行って名を残すことより、ゆっくりそんなご縁と向き合ってください。

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