がんばるということ
衛星放送で「ねこタクシー」という映画を観ました。
昨年公開された作品で、主演はカンニング竹山という芸人さん。
もともと猫好きなボクなので、タイトルだけで録画しておいたのです。まったく予備知識なしに観たのですが、なんだかとても良い気持ちになれました。
主人公は、口下手、他人との付き合いが苦手な元教師のタクシー運転手さん。あるとき、ひょんなことから飼うことになった猫をタクシーに乗せたところ、乗客に喜ばれ、成績もあがる。
しかし、動物を営業の道具として使用するにはいろいろな資格が必要であったりと壁にぶつかる。
タクシーに乗っているときの、その猫は主人公とともいるタクシーがとても居心地が良さそうだったが、タクシーに乗れなくなりどんどん元気がなくなる。
一念発起、猛勉強のすえ資格取得した主人公とともに再びタクシーに乗り、そして死んでいく。主人公は、タクシーをやめて教師に復帰していくというストーリー。
自然体でいる猫ととのふれあいから、口下手で、他人との付き合いが苦手、がんばることを避け、いろいろなことから逃げてきた自分を見つめなおした主人公。
がんばらなければならない、ということではなく、がんばれない時間だってあっていいじゃないか、と思います。
弱さは悪ですか? 弱さを許さない社会は息苦しくないですか?
がんばれなくなったら、少しくらい回り道をしたらダメですか?
そんな甘いことで云々と言う方もあるでしょうけど、ボクはそういう意味でゆとりある、弱いときには支え合える社会の方が住みよい社会なんではないかと思います。
ねこタクシー、良かったら一度ご覧ください。
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コメント
専修学院を卒業して札幌の門徒1300件の寺に役僧として9年頑張りましたが
休みがほとんどなくギブアップしてしまい3年間フリーターしました
そこで見えなかったことが見えてきて別院に行きました(そこで5年(T-T)
確かに人生には遠回りは時には必要だと思います
猿田先生は元気です
投稿: 堀 敬善 | 2011年5月17日 (火) 22時11分
そうかぁ。がんばってたんやなぁ。別院て札幌? 教務所にハヤミっていう次長さんいると思うけど、ボクの宗務役員時代の同期ですよ。かわがってやってね(笑)。
投稿: Kei@住職 | 2011年5月18日 (水) 20時27分
いーえ 北方四島近くの根室別院です。北方墓参で色丹島に行きました。
昔.四島のどれかに根室別院の支院があり、その縁で7月始めから4回墓参りに行ってました。
貴重な体験でしたがもう行きたくないです。
投稿: 堀 敬善 | 2011年5月18日 (水) 21時56分
なんだか、ホリくんらしぃコメントやなぁ。変わってなぃね。お互い、今できること、精一杯やっていきましょう。
投稿: Kei@住職 | 2011年5月19日 (木) 22時25分