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独裁者

379pxbundesarchiv_bild_183s33882_ad 現在ベルリンにあるドイツ歴史博物館にて「ヒトラーとドイツ人」という特別展が開催されているそうです。

これまでドイツでは、ナチズム賛美になりかねないヒトラーをあつかった展覧会などはタブーとされていたらしいのですが、今回は「ヒトラーがなぜドイツ国民の支持を得たのか?」がテーマだそうです。

評論によれば「ドイツ社会が、比較的冷静にナチス時代を振り返り始めたひとつの証だ」とか。

これまでドイツでは、ヒトラーとナチスを悪者にしてしまうことで、国民が選挙によって自らヒトラーとナチス党を選んだ事実と責任を棚上げしてきた反面、自らの責任を追求すればナチスとヒトラーを美化しかねないというジレンマがあったと。

そんなドイツでの、今回の展覧会はとても意義深いと思います。

そして、日本にとってもとても学ぶべきことが多いかと思います。

日本の場合、ヒトラーほど象徴的な人物はいないまでも、軍部独裁を許し、支持し勝ち戦に熱狂したのはまぎれもなく国民である事実は同じです。

ドイツは優秀なるゲルマン民族の帝国をつくるために、日本は天皇を頂点とするアジア共栄圏をつくるためという美名のもとに戦争をし、ともに焦土と化しました。

そんな国家を支持したのは国民です。

戦争責任とは、その国の代表だけにあるのではありません。国の行為は国家指導者と、その指導者を支持した国民全員にあります。

そして戦後世代の責任は、そんな過去を繰り返さないよう政治に目を光らせ、間違った指導者を支持しないことです。

ドイツは、あらたにあの過去と向き合うひとつの試みを始めました。ボクら日本国民はどうしますか?

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