報恩講を終えて
あいにくの悪天候と寒さのせいでしょうか、例年よりやや少なめのご参詣ではありましたが、みなさん笑顔で帰っていかれました。
ご講話には、ご本山の女性室スタッフであり、野々市のお寺の准坊守をされている藤場芳子さんにご来寺いただきました。
「ただ人」として生きる、とのタイトルでのお話は身近な話題からお念仏を、親鸞さんを考えるお話でした。
お宝を鑑定する番組から、無意識に身の回りの人やものを鑑定(選別)している自分に気づく。
「私なんかとてもとても」といいながらも、自分よりも下の存在を必ずつくり、「あの人よりはまし」な自分をつくっている。
そんな自分に気づいていくのが南無阿弥陀仏。等身大の「ただ人」である自分を「そのままでいいのです」と照らしてくださる阿弥陀さん。
ひさしぶりの女性講師とあってか、女性方も熱心にうなずきながら聴聞されていました。ご参詣されたみなさん、ありがとうございました。
自寺の報恩講が終われば、ご門徒宅や在所の報恩講も本番に突入。来月中旬までは、駆け回る日々です。
体調をくずさずに、完走したいものです。
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