タバコ屋のおっちゃん
よくタバコを購入するタバコ屋さんの前の自動販売機で、いつものようにタバコを購入していました。
店の中から、この店のご主人が出てきて声をかけてきました。
どうやら、この9月から値上げになるので、その前にウチでまとめ買いをすればいろいろオマケをつけますよという宣伝チラシを渡したかったらしいです。
そのチラシを受け取りながら、おっちゃん(=ご主人)の話を聞いていると…
タバコによる税金は、金沢市で1か月に一千万円にもなり、国単位にすれば…
JRの赤字の穴埋めの何%がタバコの税金でまかなわれているのに、駅でも車内でも禁煙なのは…
と、つまり愛煙家の権利の主張です(笑)。
言われるまでもなく、愛煙家に対する理不尽とも思える世間の冷たさは感じています。
しかし、それを声高に言えない肩身の狭さの理由は、愛煙家のマナーの悪さなんですよ。
路上で、車内からどこでもポイポイ捨てる人、喫煙スペースであろうとなかろうとお構いなしにプカプカの人、などなど要するに人としての配慮ができない、あるいは無視している人があまりにも多いからです。
まぁ、そういう人はタバコに関してだけでなくマナーという言葉とは無縁の振る舞いをするんですけどね(苦笑)。
そんな会話をしていると、おっちゃんいわく、昔はタバコ吸うことに誰もなにも言わなかったし、どこに捨ててもそれが当たり前やったという年配層の理屈は、火葬場で燃やしてしまわなアカン、そうでないから愛煙家にこれだけ受難の時代が来ていると(苦笑)。
よくしゃべるおっちゃんでした。でも愛煙家は、自分の行為が迷惑をかける行為であることをしっかり認識し、場所をわきまえること、携帯灰皿を持ち歩くことなどを心がけ、愛煙の権利を主張する土壌を持っていたいものです。
まぁ、これは愛煙家の場合ですが、これをたとえば国民と置き換えれば、国民としての権利の主張は大事ですが、国民の義務とマナーを遵守しているのかどうかという土壌を見直すことと同じです。
さて、9月から1箱につき110円も値上げとなるタバコ、どうしたものか(悩)?
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