御遠忌円成
土日の2日間にわたって当寺の親鸞聖人七百五十回御遠忌をおつとめいたしました。
延べ200人を超えるご参詣をいただき大変ありがとうございました。
土曜日には、御遠忌逮夜、永代祠堂経会、諸堂修復報告法要、ご門徒有志による念仏踊りや津軽三味線、そして岡崎市からご来寺いただいた稲前恵文さんに親鸞聖人絵伝絵解き法話をしていただきました。
金沢ではあまりされない絵解きですが、岡崎では頻繁に行われているらしく、稲前さんの法話はゆっくりした口調でとてもわかりやすくとても好評でした。
ぜひともまたご来寺いただきたいものです。ありがとうございました。
日曜日は、心配されたとおりの雨天でした。お稚児さんも予定の順路を中止し、最短ルートを傘をさしての移動と決定。
その前に、同朋大学教授の田代俊孝先生による記念法話をいただきました。生や死を科学のモノサシで考えるから苦しむことになる。死があるから生がある こと、喜びがあり悲しみがある、すべてはご縁にによるという仏法のモノサシをという先生の語りにご参詣のみなさんも聞き入ってはうなずいていました。
お斎をはさんで、稚児行列~入堂~満座法要といよいよラストスパートです。
やっとよちよち歩き始めた子から、小学校低学年までのかわいいお稚児さんたちが次々と御堂に入ってきます。つまづいて転びそうになったり、泣き出したり、それでもご本尊の前でお辞儀したり合掌したりする姿は思わず目を細めてしまいました。
ちょうど10年前、蓮如上人五百回御遠忌ではわが子が1歳で参加したのを思い出しました。時の速さと子の成長を感じますねぇ。
満座は1時間半以上におよぶ大法要となり、法中方、助音方、裏方の式司方、みな汗びっしょりで渾身のおつとめとなりました。
わが子も小さな法衣をまとっていっしょに座り続けてくれました。すべてが終了し、役員総代、スタッフともに一献のおいしかったこと。
ご参詣のみなさん、すべての僧侶方、踊りや三味線の方、稲前さん、田代先生ありがとうございました。
役員総代、ご門徒有志スタッフの皆さん、本当におつかれさまでした。ご参詣いただけなかったが、お志をお寄せくださった皆さん、御遠忌に関わったすべての皆さんのおかげで無事に御遠忌を円成することができました。
このご縁、今後も忘れず大事にしたいと思います。
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