春彼岸会(はるひがんえ)
昨日は、恒例の春彼岸会をおつとめしました。
昨年亡くなられた当寺ご門徒さん方の物故者追弔法要を兼ねて、毎年春分の日にそのご遺族をご招待し、それ以外のご門徒さんなどにご参詣いただいています。
仏説阿弥陀経、正信偈同朋唱和、そしてボクの感話とおよそ1時間半ほどの日程です。
ご両親や祖父母、妻や夫、ご兄弟に姉妹などなど、大事な方を亡くされて初めてお寺に来るご縁となる方もいらっしゃいます。
なるべくわかりやすく、真宗の入門編的なお話をさせていただきました。
亡き方のためにという、いわゆる供養だけに終わることなく、亡き方が仏さまと成って説いてくださっている教え、そしてそんなボクたちを照らす阿弥陀如来という存在などなど。
さまざまなご縁によって生かされて存在するわが身。一寸先に死ぬかもしれない今を生かされてあること、なにも特別でない日常こそがなにものにも替えがたい幸せであること。
大事な方を亡くした方々だからこそ、そんな今、そして日常の大切さを感じることができるのかもしれませんね。
今週末には、また雪だるまマークが出現しています。冬の悪あがきでしょうか、春本番までもう少しです。
| 固定リンク
コメント