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不老不死

2007072900000039spnavifightview000秦の始皇帝の時代、紀元前3世紀ごろ、つまり今から2300年ほど前のお話。

あの広大な中国大陸を統一した始皇帝。人身位を極めた彼が最後に望んだのが不老不死です。

そこへ、学者である徐福さんという人から東方に不老不死の霊薬があると具申があり、始皇帝はただちにそれを入手するよう命じました。

徐福さんは、3000人の若い男女や技術者、五穀の種を始皇帝に所望し、それらを大きな船に積み込んで旅立ったといいますが、結局二度と帰ってくることはありませんでした。

どこかの土地で王になったとか、さまざまな伝説がありますが、中でもおもしろいのは日本の和歌山県などにもその伝説があるらしいです。

と、徐福さんはともかく、始皇帝が望んだ不老不死、2300年後の我々の望みもあまり変化していないと思いませんか?

テレビを見れば、若さや美しさ、健康を売りにした化粧品、食品、器具などのCMやテレビショッピングばかりです。

現代人は天下を取ったわけではないですが、始皇帝をも凌駕する生活をしています。始皇帝も食べたことないであろう世界中の食べ物を購入でき、蛇口をひねれば水もお湯も自由に得られ、歩かずともクルマで移動できる。

身の回りを見渡せば不自由はないという意味で始皇帝以上のすごい生活をしているにも関わらず、それに満足せず「もっと若く、もっと美しく、もっと長生きしたい」と不老不死を求めてやまないわけです。

文化や科学技術がどれだけ進歩しても、人間の欲望にはたいした変化はないのですね。

あるがままなり。今をありがたいと思えない心は、なにを与えてもけして満足しません。欲望は埋めても埋めても際限なく膨らみます。

歳を取るということは、その人の人生そのものです。美しさは内面の表れです。健康は暴飲暴食をしないことです。

わかってはいるんですがねぇ(苦笑)。

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