子どもの今と昔
すっかり日も短くなってくると、これから春までの夕方には多くのクルマが高校周辺に出没するそうです。
なんで? と思っていると、部活動などで遅くなった子どもを迎えに来る親たちのクルマだとか。
はぁ? という感じでなかなか話が飲み込めないボクでした。というのも、ボクの高校時代を思い返してみて「?」しか浮かびません。
中高生くらいになれば、親が学校に来ることは言葉は悪いですが、恥ずかしいことだったと思います。なにかとカッコつけたかったり、背伸びをしたい時期であり、まぁ今から思えば親離れの時期だったんでしょうね。
たしかに30年近く前とは時代が違うとは思います。何かと物騒な事件もありますが、今の子どもの自立心はいつ育つのかと疑問も感じます。
大学を出て就職しても1年ともたずに辞表を出し引きこもる現象なども、そんな未熟な自立心や苦労知らずにも原因があるのではないでしょうか?
ウチの愛息がお世話になっている学童野球を見ていても過保護さを感じることは多々ありますが、なかなか口には出せません(苦笑)。
結局、何かあったときには遅いという予防的な親心ではあると思います。でも、可愛い子には旅をさせろ、あるいは若いときの苦労はかってでもしろなどというと古いかもしれませんね。
ボクは小2の夏休みに、住んでいた京都から金沢までひとりで電車に乗せられました。むろん、京都駅のホームまで両親が送り、祖父と祖母が金沢駅のホームまで迎えに来てくれましたけどね。
スイミングやボーイスカウトなどすべてひとりでバスに乗って通いましたし、中学卒業時には、ひとりで計画しチケットを購入し宿を予約したひとり旅をしたりもしました。
今思えば、それをさせてくれた親に感謝しています。
ついでに言うと、ボクには小学校のとき、冬でも長ズボンをはいた記憶がありませんし、周囲にもそんな子はいませんでした。風邪ぎみな子などがたまにはいているとからかわれたりしたくらいです。
大雪だった年でも休校になったこともなかったですしね。予防的観点もわかりますが、子どもに過保護なのか、本当に過保護されているのは大人自身の方かもしれませんけど。
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