私が私を受け入れる
今日、歌手のマイケル・ジャクソンさんと女優のファラ・フォーセットさんが亡くなったとニュースで知りました。
ボクは、どちらも特にファンというわけではなかったのですが、ふたりともボクがティーンエイジャーだった頃に活躍された方だけになんとなく感慨深いものがあります。合掌。
ファラさんは、ガンとの闘いの末に亡くなったのですが、マイケルさんに関してはよくわかりません。
ボクのマイケル観というか、その姿をみるたびに思っていたのは、なぜそこまで肌を白くするのだろう? という疑問です。兄弟たちと組んでいたジャクソン・ファイブ時代の映像をみると、とてもかわいい黒人の男の子であり、大ヒットを飛ばしは始めたころでもカッコいい黒人男性でした。
それなのに、彼は肌を白くし、髪をストレートにし、まるで白人になりたがっているように変わっていきました。やはり、アメリカ社会はそこまで白人至上主義なのか? と感じましたよね。
彼の手記などを読んだことがないので、ボクが思い、感じることを書いていますが、彼は白人至上主義社会のアメリカで黒人として胸を張って生きることよりも白人と同化する道を選んだことが悲しいです。
私とは、良くも悪くも、黒くも白くも黄色くも私でしかない。その私を私のまんま受け入れてあげられるのは、まず私なのです。私を受け入れていない私は、他人も受け入れてくれません。
自己を嫌悪することほどの地獄はないね。と、むかしとある先生がおっしゃいました。あるがままなりと。愛するということは、その対象たる人を100%受け入れることです。
こんな俺やし、しょうがないという意味ではありません。こんな俺を、まず俺が100%受け入れ愛する、それが自分らしく生きるということではないですか? 自分を愛せない人は、他人も愛せない。マイケルはずっとそんな葛藤を抱えて生きていたのではと思うと悲しいです、本当に。
ファンの方々からはお叱りを受けるかもしれませんが、これがボクの思うマイケルです。
<今週の予定>
6/27>午前~月忌・10:00~寺にてT家永代祠堂経兼1周忌・11:30~T家にて49日法要・19:00~T家通夜
6/28>午前~月忌・10:00~T家葬儀・午後~寺務
6/29>終日~寺務
6/30>午前~月忌・午後~寺務
7/1>休務日
7/2・3>終日~月忌
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