ある老婆のお花見姿
この週末、兼六園周辺へのお花見渋滞はすさまじいものがありました。
金曜と土曜は夜までぎっしりで、ご葬儀とご法事と月忌で出たり入ったりしていたボクと役僧T氏は移動にヘトヘトでした。
高速道路の値下げなどの影響でしょうか、その渋滞っぷりは例年の比ではなくどこか異常さを感じるほどです。兼六園は確かにきれいですが、あれでは桜を見るのか、人をみるのかわかりませんね。
そんな中で、かほく市へ月忌に行った途中、農道沿いにきれいな桜並木があり、しばし見とれながら運転していました。すると、その沿道に腰掛けて桜を見上げている老婆の姿を見つけました。
彼女は暖かな春風に吹かれ、うっとりと桜並木を眺め、なんだか桜を独り占めにしている贅沢なお花見をしていらっしゃるように見えました。
思わずボクも「ごいっしょしていいですか?」と声をかけたい衝動にかられましたが、そんなわけにもいかずに通り過ぎました。
ほんの一時に咲き、そして散っていく桜。彼女のように時間を忘れて見ほれてみたいものですね。
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