50歳女性の死
南砺市のご門徒さんのIさんのご夫人が亡くなり、夕べのお通夜、本日のご葬儀を勤めてきました。
現役中学教師であった方とあって、お通夜には大勢の中学生たちが、ご葬儀には卒業生だという高校生等の青年たちが参列されていました。
ボクや役僧T氏も何度もお会いしており、その明るく丁寧で、ハツラツとした人柄に好感をもっていただけに本当に言葉もありませんでした。
彼女は50歳、15年前の乳ガンの転移だったとのことです。最後のその瞬間まで力強く生きようとがんばっていらっしゃったとIさんからお聞きし、余計にご遺影の笑顔を見ることが辛い思いでした。
ご葬儀を終え、お骨となった後の法要(中陰)の読経、そして蓮如さんの「白骨の御文」拝読。
聞きなれたこの御文ですが、「あした(朝)には紅顔あって、夕べ(夜)には白骨となれる身なり」という一節が沁みました。あらためて血の通った紅顔であるボクもあなたも、夜には白骨となるやもしれぬ今を生かされてあることを亡き方が仏となって教えてくださってあるのだと思い知らされます。
合掌
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