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ご縁の深さ

Dsc01929今日、月忌に参ったN家にて。

今年50回忌だというこの家のばぁちゃんいわく、生後4か月で亡くなった長男の50回忌だそうです。

「たった4か月しかおらんかったし、アタシだけで簡単に勤めてもらおうかと思ってるんですよ」とおっしゃる。

そして「生まれた時から身体の弱い子やったのが、アタシがお里につれて帰った時に風邪をひかせてしまってね。それが元で亡くなったんよ」と寂しそうに笑っていました。

「死んだダンナがね、その時、その死んだ子の身体を抱きしめて、アタシに向かって「オマエのせいだ」と号泣したのよ。つらかったわ、本当に」とうっすら涙を浮かべて話してくれました。

だから、せめて自分が50回忌を勤めてあげたいと言うのです。

ボクは、ばぁちゃんの気持ちを察してあげるとともに、「ばぁちゃん、たった4か月でも、ばぁちゃんはその子の母親ですよ。4か月であってもばぁちゃんがその子の母親だったご縁はばぁちゃんが死ぬまで変わらへんよ」

死んだ人が、残された人の中でずっと生き続けるというのは、その人とのご縁があっての私であり、その人が死んでもその事実は変わらないということなんです。

その人との出会いがあった私とそうでない私は、姿かたちが同じでも別人です。だから、人の一生で好き嫌いを問わずに出会ったすべての人が、私という人間を形成している。ご縁によるおかげさんで私があるということです。

それが我が子であればなおさらでしょう。4か月であろうと、40年であろうと私にとって大切なご縁ですよ、と言うとばぁちゃんは少しだけ明るい顔になって「ありがとう」と言ってくれました。

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