増加傾向
昨今増加傾向にある、あるケースです。どんなケースかというと、まずお手次寺がない、後継者がいないか未婚である、後継者が遠方にいて仏事を継続できないというようなものです。
ここ数年で急増してきた感があります。例えば、金沢でひとり暮らしだったご老人が亡くなった~子どもはすでに他家へ嫁いだ娘さんだけ~お通夜とご葬儀をつとめてもお骨は預かれないので49日まで寺でお預かりする~49日でお墓に納骨するもお墓の世話はいずれできなくなるといったケース。
あるいは、ずっと独身だった兄弟や姉妹が亡くなる、離婚した両親のどちらかが亡くなる、長男などが東京にいてお墓がなかなか求められないなどなど。
家を継ぐ、守るといった意識の希薄化や過疎化、結婚率や出生率の低さと離婚率の高さなどいろいろと原因は考えられますし、今後こういったケースはますます増えてくるでしょう。
しかし、お弔いをしなければ成仏できないとか、かわいそうだとかいったことではなく、ご縁あった方のお弔いから私自身が必ず死にゆく身であること、そして生きる意義とを教えていただくことがお弔いをつとめるということです。
お墓がなくても、その家が絶えても、人は死にます。生きて残る縁ある私たちはその死をしっかりと受け止め、教えをいただきお弔いすることをはずさないでいただきたいものです。
当寺では49日まではもちろん、それ以降も短期間であればお骨を大事にお預かりいたします。お墓のご相談にも乗ります。でも、上記のことをしっかり理解してください。
<今週の予定>
2/14>午前~月忌・午後~寺務
2/15>午前~月忌・11:00~寺にてY家永代祠堂経・午後~月忌・15:00~M家にて33回忌法要
2/16>午前~月忌・午後~寺務
2/17>終日~月忌
2/18>午前~月忌・午後~寺務
2/19>終日~月忌
2/20>午前~月忌・午後~寺務
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