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酒をふるまえ

Dsc01924酒をふるまえ、寄り合い談合せよ、ものを言わぬ者は恐ろしいぞ

蓮如さんは常々そう言われたといいます。お酒を呑むことにより、腹を割って話す、それをしない者、つまり人との接触を避けて話したがらない者はわからないということだと思います。

むろん、お酒を受け付けない体質の方に強要することはもってのほかです。

先日の新年門徒のつどいにおいて、30名ほどの方が寄り合い談合し、懇親会で呑みました。かつて当寺役員をしていた方の息子さんが初参加し、その頃から現在でも役員をしている方が感慨深そうな表情をしていた光景などが見られました。

皆さん、お酒が入っていろんな話をしていくうちにそれぞれが持っている思いを語り、聞き、なるほどなぁと感心しきりだったりです。

たしかに、お酒が入ると普段話せないことでも話せますよね。そして、それを聞いてもらえるとうれしいんです。話すばっかりではなく、聞くことも大事です。

しかし、蓮如さんの言われたものを言わぬ者は恐ろしいというのは、現代風に言えば引きこもりと呼ばれる人だったり、何を聞いても「別に」と言ってしまう人だったりするのでしょう。本人も気づかぬうちに、人が人との接触を避けてているうちに自分の考え方を一方的に絶対化していく構図ができます。

人は人の中にあって、否応もなく人と接触しているから人として存在するのです。上田紀行さんの「覚醒のネットワーク」という本にアジアに残る悪魔払いの儀式について書かれていますが、それを未開の地の悪習ではないのです。

群れを離れたがる者、引きこもる者、しゃべらない者を夜につれてきて、村人が一晩中その人の周りで呑んで踊って、歌うことによってその人の悪魔の部分、つまり心の闇からの開放を促すためなんですね。

たいがいの場合、朝までにはその人もいっしょに呑み、踊り、歌う人の輪に加わってくるといいます。かつての日本でも、祭りがそれにあたっていたのでしょうね。

悪魔払いという言葉から誤解を招きますが、かつてはどこの国でも民族でもあった人が人として存在するための儀式だったんですね、きっと。そういう集いとしての祭りや講をもっとやっていくこともおかしな犯罪防止にも繋がっていくのかもしれませんね。

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