普段着と正装
ご門徒宅での報恩講も100軒を越え、ようやく半分近くというところです。
真宗門徒の報恩講は、よく「ほんこさん」と呼ばれる秋から冬の風物詩ですが、各家では我が家の報恩講を迎える前に仏具をピカピカに磨き、お内仏を清掃し、内敷をかけ、松花やお華束(おけそく=お供えのお餅)を注文します。
しかし、昨今ではそういった家庭も少しづつ減少し、報恩講に赤いおロウソクを灯すことも「なぜ?」と問われます。
毎日のお参りや月命日のお参り、つまり普段は白いおロウソクを灯す家が多いのですが、本来はそういった普段のお参りでおロウソクは灯しません。
でも、それはそれとして、それを普段着と例えるなら、報恩講や年忌法要、またお正月やお盆は正装といえます。
普段のお参りも大切ですが、報恩講などは正装で迎える仏事ということです。
当寺では、修正会やその年の初参り時に赤いおロウソクをお配りしていますが、その使い方がわからずお内仏に山積みになっているお宅もあります。ぜひ、正装してお参りする時にお使いください。
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