報恩講~ご参詣感謝
報恩講2日目の昨日、なんとか雨も降らずに100名弱のご参詣をいただきました。ありがとうございました。
夏に得度を受けた若院も小学校を臨時お休みで出仕です。白い衣に前住職が60年ほど前に得度を受けた際に使用した袈裟をまとい、緊張顔で出仕しごあいさつしました。
普段はつまらぬことでスネたりすることもありますが、こういうときには文句ひとつ言わず一生懸命に取り組んでくれる姿勢には本当に感心します。我が子ながら感謝でいっぱいです。
午前の結願日中、お斎を終え午後1時からは門徒報恩講としてご参詣の皆さん全員で正信偈を同朋唱和します。
ここにも役僧T氏の横に座った若院は、皆さんといっしょに正信偈を精一杯唱和していました。
続いてのご講話には、福井県から来ていただいた平等明信さんより「わたしたちのおつとめとは」と題してお話しただきました。函館などの別院輪番を歴任された師のお話は、熱意あり、笑いありで皆さん熱心に聴聞していました。
御堂の阿弥陀さんは、絶えることなく立ったお姿で我々を待っていてくださる。お花もおロウソクもお香も、ここに来る我々のために荘厳してくださってあるから、すべてこちらを向いている。
あらためて阿弥陀さんに手を合わす意味を教えられました。そして、現代という時代は満腹の時代であって、満足のない時代だと印象的なお言葉をいただきました。どれだけおいしいものを食べて満腹になっても、明日にはもっとおいしいものを求め、けして満足はしないと。
これは現代社会が餓鬼道に落ち、我々は餓鬼化しているということでしょう。そのまんまの私の姿を照らす阿弥陀さんの光に手を合わし続ける、ナンマンダブと唱え続ける、阿弥陀さんはずっとそんな我々を待っていてくださいます。
自坊の報恩講が終了すると、ホッとすると同時に、これからますます連日続くご門徒宅での報恩講をしっかりつとめさせていただこうと気持ちが新たになります。
<今週の予定>
11/1>午前~休務・14:00~I家報恩講・月忌・16:00~N家報恩講
11/2>午前~月忌・10:00~Y家報恩講・11:00~寺にてS家49日法要兼永代祠堂経・16:00~S家報恩講・17:00~Y家報恩講・18:00~F家報恩講・19:00~H家報恩講
11/3>午前~月忌・10:00~K家報恩講・11:00~寺にてS家3回忌法要・午後~月忌
11/4>午前~月忌・9:00~S家報恩講・9:30~H家報恩講・13:30~S寺報恩講参勤
11/5>午前~月忌・9:30~K家報恩講・10:00~T家報恩講・13:30~K家報恩講・19:00~K家報恩講
11/6>午前~月忌・9:30~I家報恩講・15:00~N家報恩講・15:30~T地区報恩講
11/7>9:00~M地区報恩講・13:30~U家報恩講・14:30~K家報恩講・15:30~T地区報恩講
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