秋の夕暮れ
お気に入りのプチ・ツーリングスポットである郊外の某ダムへ走ってきました。
ダムを見下ろし、風に吹かれながら煙草を一服して帰ってきても40分ほどのお楽しみです。
いつもはまず誰もいなくて静かなのですが、今日は3、4人の若者が原付スクーターや中型バイクで来ていました。
暴走族だったら嫌だなぁと思いながらも、特に気にかけず煙草を吸っていました。すると、その中のひとりの子がこちらへ歩いてきます。
「こんにちは!」と軽く頭を下げた茶髪の彼は、元気に声をかけてきて、ボクはややびっくりしました。でも、そのさわやかな態度に好感を持ち「学生さん?」と返事をすると、某工業大学の1年生で車やバイクのサークルに入っているとのことでした。
三重県出身だという彼は、金沢のライダーはどこらへんを走っているのか等々、いろいろ質問してきましたが、一貫して礼儀正しいさわやかさだったことに感心し、白山麓の瀬女(せな)高原の道の駅にライダーが多く来てるから行ってみるといい等々とボクの知ってる範囲の話をしました。
日も暮れて暗くなりかけたころ、ボクは「ほな、また縁があったら会おうな。気ぃつけて帰りや」と言うと、彼は「はい! ありがとうございました!」と最後までさわやかに返してくれました。
なんだか、とてもさわやかで気持ちのいい出会いでした。また会えるといいなぁと思いながら夕暮れの山道を走って帰路につきました。
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