ちょっとした間違い
つい先日のこと。ご門徒Tさんからの電話があり、相方が出ました。内容は明後日の月忌を明日の午前中にしてほしいというものだったとか。
そして翌日の午前中、そのTさん宅にお邪魔しましたところ、「あれ? 住職さん? え? なんで?」と、びっくり顔のご主人。「へ? あれ? 昨日電話いただきませんでしたぁ??」とボク。「いやぁ、そんな電話しとらんけどなぁ」という答え。そう言われた以上、そうなんだと思い「あ、わっかりましたぁ! じゃ、なんかの手違いやと思うし、明日また来ますわ!」と辞去しました。
クルマに乗り込み、ケイタイを手に寺に電話し、相方にその旨を伝えると「えぇ? 間違いないはずだけど・・・」と言う答え。そこで「それって、ひょっとして今日の夕方に行ってる○×町のTさんとちがう?」と聞くと、「あ、そうかも・・・」。
そして、すぐに○×町のTさんに電話し「昨日、寺に電話されましたか?」と聞くと「はぁい! そろそろおいでるかなぁと思ってお待ちしてますよ」という答えに、「はい、すんませんな、今からお伺いしますね!」と言って駆けつけました。
金沢、いや石川では在所(農村等)の出身地にちなんだ苗字が多く、かつてその在所密接な関係にあった寺のご門徒には、同じ苗字の方がとても多いのです。で、同じTさんでも、今日行くTさんと明日行くTさんがあったり、同じ日に行くYさんがあったりとややこしいことがあるんですね。
「○×町のTですが」と言っていただけるとありがたいのですが、その○×町にもTさんが数軒あったりするから、またややこしいですね(苦笑)。
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