ひしょ避暑ばなし2
雄大な山々に囲まれた露天風呂につかっていると、街の喧騒を忘れそうになります。あるのは山々と温泉、それだけです。昔、本山で出版の仕事をしていた時の蔵王の秘湯取材を思い出します。ライターで旅行作家の藤嶽彰英先生が言ったコピーが「”なにもない”を楽しむ」というものだったのです。こういうのが一番の贅沢かも? などと思いますね。
そして、露天~大浴場とゆっくり入浴したボクたちを待っているのは夕食です。山菜や川魚・・・と思いきや、ご覧のとおりのメニューにびっくり。どれもおいしく、夏バテ気味だった相方もよく食べました。ボクらの他には、4、5組の客がいましたが、あちこちから「おいしいね」という声が上がっていました。
部屋で、ゆっくり相方とお酒をいただきつつ、部屋の内湯にも入ってはごろごろと「なにもない」を満喫し、本当に静かに静かに夜は更けていきました。愛息も、たまの夜更かしを許されテレビを見ていましたが、いつの間にか寝入っていました。
次の日も、朝から温泉三昧の後、おいしい朝食をいただき帰路の船を待ちました。なんだか名残惜しい瞬間で、もう一泊したいなぁ、などと山々を眺めながら思いましたね。
船が見えなくなるまでお辞儀をしていた仲居さん方に感謝しつつ、船は小牧乗船場へ向かいます。前日と違って雲は多いものの晴れ間ものぞく天気で、はしゃぐ愛息、相方とともにデッキで川風を感じつつ、あっと言う間も30分でした。
さて、まだ朝の10時過ぎです、ボクらは今まで白川郷や飛騨高山へ行くのに素通りしてきた五箇山へ向かいました。
つづく
<今週の予定>
9/1>終日~寺務
9/2>午前~月忌・11:00~K家にて50回忌兼13回忌法要・午後~月忌
9/3>終日~月忌
9/4>午前~月忌・10:30~S家にて二七日法要・午後~寺務
9/5・7>終日~月忌
9/6>午前~月忌・午後~寺務
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