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2007年8月

ひしょ避暑ばなし2

Dsc01089 雄大な山々に囲まれた露天風呂につかっていると、街の喧騒を忘れそうになります。あるのは山々と温泉、それだけです。昔、本山で出版の仕事をしていた時の蔵王の秘湯取材を思い出します。ライターで旅行作家の藤嶽彰英先生が言ったコピーが「”なにもない”を楽しむ」というものだったのです。こういうのが一番の贅沢かも? などと思いますね。

Dsc01091 そして、露天~大浴場とゆっくり入浴したボクたちを待っているのは夕食です。山菜や川魚・・・と思いきや、ご覧のとおりのメニューにびっくり。どれもおいしく、夏バテ気味だった相方もよく食べました。ボクらの他には、4、5組の客がいましたが、あちこちから「おいしいね」という声が上がっていました。

Dsc01094 部屋で、ゆっくり相方とお酒をいただきつつ、部屋の内湯にも入ってはごろごろと「なにもない」を満喫し、本当に静かに静かに夜は更けていきました。愛息も、たまの夜更かしを許されテレビを見ていましたが、いつの間にか寝入っていました。

次の日も、朝から温泉三昧の後、おいしい朝食をいただき帰路の船を待ちました。なんだか名残惜しい瞬間で、もう一泊したいなぁ、などと山々を眺めながら思いましたね。

Dsc01100 船が見えなくなるまでお辞儀をしていた仲居さん方に感謝しつつ、船は小牧乗船場へ向かいます。前日と違って雲は多いものの晴れ間ものぞく天気で、はしゃぐ愛息、相方とともにデッキで川風を感じつつ、あっと言う間も30分でした。

さて、まだ朝の10時過ぎです、ボクらは今まで白川郷や飛騨高山へ行くのに素通りしてきた五箇山へ向かいました。

つづく

<今週の予定>

9/1>終日~寺務

9/2>午前~月忌・11:00~K家にて50回忌兼13回忌法要・午後~月忌

9/3>終日~月忌

9/4>午前~月忌・10:30~S家にて二七日法要・午後~寺務

9/5・7>終日~月忌

9/6>午前~月忌・午後~寺務

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ひしょ避暑ばなし1

Dsc01072 一昨年からこの時期にプチ家族旅行に行っていますが、今年もささやかな1泊旅行に行ってきました。

一昨年は松本、昨年は郡上八幡、今年は近場で富山の大牧~五箇山の旅となりました。大牧温泉は、庄川を船でしか行けない秘境の温泉として知られており、ボクが愛息と同じ歳の頃につれていってもらったいます。約30年ぶりの訪問です。

庄川市街から国道156号線を進み、小牧で車を止めて船に乗り換えます。

Dsc01078 ここは庄川ダム建設のためにできた人造湖であり、平家の落人が隠れ住んだと言われる秘湯への唯一の交通手段が船なのですね。行きはあいにくの雨模様でした。ボクは晴れ男で、旅行等で雨天に遭ったことはほとんどないのですが・・・。

それでも、初めての船旅に愛息は窓にべったり張り付いていました。30年前のボクもこうだったのかな? と想像がふくらみます。山々に囲まれた景色を進むことおよそ30分で大牧温泉に到着。こぎれいな宿に驚いたボクは、さっそく仲居さんに尋ねると「2年前に新築したんですよ」と笑顔で答えてくれました。

ボクが30年前に来たことを告げると、「あらぁ、そうなんですかぁ? じゃ、坊ちゃんもおおきくなったらお子さん連れてきてくださいね」と言われて、愛息はきょとんとしていました(笑)。

Dsc01087 部屋に落ち着く間もなく、愛息とボクは露天風呂へ! とにかく暑く、忙しかったこの夏の疲れが蓄積していたボク、幼稚園のときから温泉好きな愛息、両者の思いはすでに船から湯船へ♪ 大浴場前の出口から出て石の階段を登り露天風呂へ向かうも、仲居さんの「入浴後、浴衣を着るときにパタパタしてくださいね。たまぁにムカデが浴衣に忍び込んでいることがありますんで」という一言に、ちょっとビビリながらも一番乗りの露天風呂へ。

「うぉ~! 気持ちええ~!!」

「あぁ~最高だね、パパ♪」

と満喫! 小雨の降る中ではありながらも、山々の景色を眺めながら手足をいっぱいいっぱい伸ばして入る風呂は最高です。体中から疲れと、悪いものが全部抜け落ちていくような気分です。これだから温泉はやめられないです(笑)。

つづく

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やっと?

Dsc00558 今月の予定表から記載が消えました。もちろん、日常の月忌参り等の予定はあるのですが、ご法事等の予定を無事に消化したということです。

例年、8月は1年で1番といっていいほど葬儀が少ない月であり、葬儀が少ないということはご法事も少なく、さらに金沢はお盆が7月であることから8月は結構のんびりした月だったのです。

しかし、今年はお盆前後を中心にご法事が集中し、さらに葬儀も多くその隙間に組み込んでいく形となりました。結果、この酷暑の中お盆前後は毎日、その後の週末と法衣フル装備で駆けずり回る時間が多かったわけです。

前述のように暑さに弱いボクです、はい(苦笑)。夏バテです。明日の午後~明後日と、すこぉし避暑してきます。どこへ? 明後日、帰ってから報告させていただきますので、お許しあれ。

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え? 取材っすか?

Banzai_cliff ここひと月の間に、2軒の取材のオファーをいただきました。ひとつは、某有名週刊誌からのもので、もうひとつはこれも有名な月刊誌からのものでした。

週刊誌の方は、秋のお彼岸に全国の永代供養墓の特集を組むので、北陸地区からぜひ当寺にというものでした。当寺ホームページをご覧になっての依頼とのことでしたが、いわゆる永代供養という概念であるならば当派の教義から言えば当てはまらないというお話を担当者さんにさせていただきました。

たとえば、首都圏はもとより全国的に、お墓には「○○家」と書くのが一般的かと思いますが、北陸では「南無阿弥陀仏」と書きます。それは、亡きご先祖をご縁としてご本尊・阿弥陀如来に出会っていくという真宗の教義であり、それが北陸の生活に根付いているということです。

単に死者を供養する、ということに終始するのではなく、亡き方が仏さんとなって死という教えを説き、だからこそ生き生かされてある今を精一杯生ききってくださいという阿弥陀さんからの願いがかけられてあるわが身に気づいていくのが真宗の仏事です。というお話をしたところ、担当者さんは「なるほど、そうなんですか」と納得していただきました。

もうひとつの月刊誌の方は、昨日オファーがあり今日か明日に取材したいという急なもので、今日は葬儀があり、明日は富山までご法事なので日程的にムリだと言ってこれもお断りしました。ボクも本山勤務時代、出版業務に携わっていましたが、今日言って明日の取材というのはいささか急すぎますよね。

ホームページが多くの方に見ていただいていることはありがたいのですが、こういうお話が飛び込んでくることまでは予想してませんでしたね(苦笑)。もちろんこういうお話があることはありがたいことではあるんですけども、真宗の感覚を伝えることはなにかと難しいなぁ、とも思います。

<今週の予定>

8/25>午前~月忌・11:00~南砺市M家にて3回忌法要・午後~月忌・S家七日参り

8/26>午前~月忌・11:00~市内T家にて13回忌法要・午後~月忌・S家七日参り

8/27>午前~月忌・午後~寺務

8/28>午前~月忌・午後~休務(不在=予定)

8/29>休務日(不在)

8/30>午前~月忌・午後~寺務

8/31>休務日(未定)

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S家のばぁちゃん

Dsc00946 今日の午後、S家のお母さんから電話がありました。「おばぁちゃんが亡くなりました」と。そのときには、枕経や法名の有無等、必要事項を聞いて対処していましたが、電話を切ってからどっと胸に押し寄せるものがありました。

というのも、S家のばぁちゃんは本当の念仏者であり、ボクにとってもおそらく一生忘れられない方だと思うからです。ここ2、3年闘病されていましたが、それ以前には毎月のお参りの際にいろんなお話をさせていただいていました。

本や新聞を読むことが好きで、新聞の切り抜きなんかを集めていたこと、田畑の草むしりや虫退治の際、「なんまんだぶ なんまんだぶ」と唱えておられ、「人間の都合で草や虫の命を奪わにゃならんもん」とその理由を話してくれたこと、「婆さ息災、これ面倒」と、自分が元気であることを申し訳ないとおっしゃり、ご家族への感謝をされていたことを思い出します。

「若さん、わしがわしがて言うたらアカンぞ」と我を張ることをいつも諫めていらっしゃいました。「人が集まると、そこにおらん人の悪口ばっかりや。ばぁちゃん、そんなんイヤや」と寂しそうに言っていた姿が印象的でした。

ご主人を亡くされてから、なにかと頼っていた近所のお兄さんを亡くされてから少しづつ、少しづつ元気がなくなっていきました。

このばぁちゃんの在所(村)の報恩講では、昔からS家が我々の昼食を用意してくださっています。みたまと呼ばれる黒豆のおこわ、ひろうす、炊き合わせ、お漬物等、ほとんどが手作りで、とてもおいしいお斎(とき)です。我々が食べているのを、うれしそうに見ておられたばぁちゃん。ばぁちゃんが闘病中には、お嫁さんが「アタシが元気なうちはさせてもらいますよ」と、ばぁちゃんに負けないお斎を用意していただきました。

この家では、ばぁちゃんからお嫁さんにちゃんとS家の主婦の気構えが受け継がれているなぁと、何やらそんなおふたりのお姿にこちらもうれしくなったものです。そして、垣間見るS家には、お孫さんたちにもそれが受け継がれつつある姿がちらほら。

ばぁちゃんは、きっと82年の生涯を空過することなく、生き切っていかれたのだと思います。残された者たちの姿に、ばぁちゃんが反映されていますもの。ばぁちゃんありがとう。ボクの中にも、ばぁちゃんの姿がしっかり刻み込まれていますよ。合掌

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困った大人を見て育つ子とは?

Dsc00609 すこぉし、少しづつですが秋に気配を感じるようになりましたね。夏場は朝、5時ごろに寺の門を開けるのですが、立秋を境に少しづつ暗さが増してきていますし、虫の声がチラホラ聞こえます。

しかし、例年だと1年で1番葬儀の少ないこの8月に、もう3軒の葬儀、法事の集中、暑さでバテバテで、明日は南砺城端方面へ報恩講に行ってきます。

そんな、葬儀やご法事で見かける困った方々が眼につきます。まず、ここ2回ほどの葬儀で、お焼香後にしゃべりつづけるご婦人方です。なぜ? 今しゃべらなければならないのか? と疑問に思います。2回目のときには、さすがに役僧T氏が斎場の係を呼んで注意してもらいました。ボクが振り向いて言うわけにもいかないので、T氏の判断に救われました。

そしてご法事では、以前にも書きましたが正座をしようとしないいい歳した親父さん方です。足腰が悪い方に強制はしませんが、そうでない方に言いたいのは正座をしなければならないという以前に、姿勢を正すという気持ちの問題です。痺れたら崩してもいいんです。ご法事が始まるところからアグラをかいて合掌をするその気持ちが、違うでしょうと思います。

ちなみのこの2つのケースは、どちらも今どきのお年寄りの話です。じぃちゃんやばぁちゃんの背中を子どもが見、その子どもの子どもがまたそれを見て育つ、年長者として、その自覚なき姿と言えますよね。

今の世の中がおかしいのは、何も政治や教育が悪いだけでなく、あなたの家はどうですか? という視点で見て判断すべきことです。あなたは、子や孫の規範たる年長者ですか? という問いに「はい」と応えられますか? 仏事に際して、姿勢を正すことさえできない大人を見て育った子どもに、敬語や礼儀をどうして求められますか?

厳しいことを言うようですが、しかしそんなに難しいことではありませんよ。あたりまえのことをしっかりしていきましょう、それだけの話です。タカをくくって、適当にこなすのはやめましょう、それだけの話です。

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まるでインフルエンザ

11903701 気温が40度を突破したところもあり、炎暑というか酷暑というか、とにかく猛烈な暑さですね。まるで地球がインフルエンザにかかって、高熱を発しているかのようです。

昨日は砺波、南砺方面を報恩講に11軒参ってきましたが、正信偈を唱和していると体中から水分がすべて噴出すように汗をかきました。もう、夜はぐったりして食事をすることさえ億劫なほどでした。

いつまで続くのでしょう、この暑さは。などと考えても答えを出ず、今日も襦袢が絞れるほどの汗をかきつつ法務をこなしましたが、すっかり夏バテの様相です。食事はしっかり、と思ってはみてもなかなか食欲がついてこない、ヤバイですね(苦笑)。そんな今週の予定は以下のとおりです。がんばります。

<今週の予定>

8/18>終日~月忌・19:00~T家通夜

8/19>9:00~T家葬儀・10:00~S家永代祠堂経・11:00~A家永代祠堂経

8/20>午前~月忌・午後~休務(予定)

8/21>終日~南砺市城端方面報恩講

8/22・23・24>終日~月忌

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しばし独身?

832905 昨日は、我が家のお墓参りに行き、相方と愛息はその足で京都へお里帰りしました。

ボクにとって、盆と正月に訪れるしばしの独身期間です(笑)。とは言うものの、前述のように今週は忙しいです。前述の予定のほかに昨日はお通夜、今日はお葬式もありましたし。

それでも、昨日はボクの大好きなホラー映画とプロレスのDVDを大量にレンタルし、夕べもついつい夜更かし。そして寝不足と昼間の暑さでバテバテ(苦笑)。明日は朝から南砺、砺波方面の報恩講に行ってきます。今夜は早めに寝よう、とは思ってはいます、はい。

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はだしのゲン~8月に想う

Cgen 先週の金曜と土曜に放映された「はだしのゲン」を見ました。合計で正味4時間弱ほどでしょうか、原作に忠実に余計な脚色なしによく出来てたなぁ、と思います。

いっしょに見ていた相方も、愛息がもう少しおおきくなったら見せてあげようと言い、録画しておいてよかったと思えました。子どもの大人も四六時中空腹でも、「戦争のため、お国のため」と我慢させられていた時代があったことをボクらも再確認し、子どもたちにも知ってほしいものです。

主人公である中岡元は、奇しくも愛息と同じ小学2年生。その父親が戦争反対の言動で逮捕され、警官から「戦争に協力しない非国民め!」と殴られるシーンで、この父親は「ワシらは、もう十分に戦争に協力している。長男は勉学を犠牲にして軍需工場で働き、食べ物がないために幼い子どもたちは芋ひとつ、米一粒を奪い合ってケンカをしている。これ以上どう協力しろというのか?」と反論する。

今の時代なら正論であり、なぜ国民がここまで耐え忍ばなければならないのかという疑問しか感じない。しかし、そんな異常さが戦争というものなのでしょう。それでも、中岡家は前向きに生きていこうとがんばる姿は微笑ましくも悲しさを感じます。そして迎えた8月6日。父と姉と弟を失ったゲンと母が、それでも生きていこうとします。8月15日の終戦。母は「どうせ終わるなら、負けるのなら、なぜ、あと10日早く終わってくれなかったの!」と泣きます。

今のボクらは、この10日の間に為政者たちが国体護持という名の保身に奔走していた時間であることを知っています。そんなくだらないことのために、原爆によって広島と長崎で、ソ連侵攻によって満州(当時)で、各地で大小さまざまな空襲で、国民は血の涙を流していてもそれを時間稼ぎに利用するのが権力者というものなんですね。

ひとりの国民として、ボクらは戦争で利用され捨石にされてきた多くの国民の存在を知ること、そしてそこから同じ過ちを繰り返さない、繰り返させないようしっかり主権者としての自覚ある国民でありたいと思います。

はだしのゲンの強くたくましい姿を忘れない。ゲンの父親が言った「麦のように、踏まれても踏まれてもまっすぐに伸びる人になれ」という言葉のように。

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暑さボケです(笑)

Dsc01053 昨日の日記に今週の予定を書き忘れました。だいぶ、暑さでまいってますねぇ(苦笑)。

今日は、かほくO地区の墓所に行ってきましたが、墓地には日よけがなく、さんさんというより情け容赦のない日差しにクラクラする思いでした。皆さんも熱中症には気をつけましょう。

<今週の予定>

8/11>午前~月忌・正午~かほくO地区墓所・14:00~寺にてU家永代祠堂経兼49日法要

8/12>9:00~N家にて33回忌法要・月忌・11:00~H家にて25回忌法要・15:00~寺にてK家永代祠堂経兼納骨法要

8/13>午前~休務・14:00~寺にてI家25回忌法要

8/14>午前~月忌・午後~墓参

8/15>午前~月忌・16:00~寺にてM家25回忌法要

8/16>終日~富山県南砺、砺波地区報恩講

8/17>午前~月忌・10:00~M家にて50回忌法要・11:00~S家にて申し経・午後~月忌

いつになく忙しい旧盆の一週間となりそうです。帰省やお墓参りで寺に御用の方は、あらかじめご一報いただければ幸いです。

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書中お見舞い申し上げます

Dsc01054 真夏日や猛暑日が続きますが、皆さん夏バテしていませんか? ボクは、だいぶまいっています(苦笑)。

8月になるとあちこちから耳にはいってくる「戦争」の話。先日、愛息が小学校の登校日で原爆のお話を聞いてきたそうです。2年生の彼にとって、おそらく初めて聞いたであろう原爆と戦争のお話だったでしょう。

「広島に原爆が落ちて、14万人の人が亡くなったんだよね」と、14万人という数字も原爆とは何かもよく理解していないと思われる無邪気な顔で話してくれました。

思えば、ボクは小学校4年生のころ、担任だったN先生が学級文庫に置いてくれていた「はだしのゲン」というマンガが原爆や戦争との出会いだったように思います。戦争の悲惨さやおろかさ、原爆(=核兵器)の恐ろしさを、自身が被爆者である作者が描く世界は、大きなショックでした。

そんな「はだしのゲン」が、初のテレビドラマ化され今夜放映されるらしいですね。原作の訴えた戦争の本当の姿をどこまで映像化できたのかわかりませんが、じっくり見てみようと思います。

右も左もなく、戦争と核兵器の悲惨さとおろかさを感じられるものであるならば、原作本とともに、もう少し大きくなった愛息に見せてあげようと、ビデオに撮っておく予定です。

長崎選出の大臣が「原爆投下はしょうがない」などと言うのは、為政者たちには「いざとなっても自分たちは大丈夫」という特権意識があるためでしょう。いつの時代も、悲惨とおろかの犠牲を蒙るのは我々庶民ですから。

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供養ってなんでしょう?

Dsc00988 今日はO家のお通夜でした。いわゆる通夜法話では、いつも親しき方の死を悲しむことは自然な感情ですが、それに終わってしまうことは、本当のお弔いの意味にならないとお話させていただいています。

悲しみという感情は、親しき方を亡くして悲しんでいるわが身、つまり悲しみにくれる自分自身を悲しんでいることでしかなく、お弔いの本当の意味、つまり仏の教えと願いを尋ねることにはなっていないのです。

人は必ず死ぬ、理屈でそうわかっていても「まだ5年や10年、大丈夫やろう」という希望的観測の上に自分を置いています。一寸先は闇、それは一寸先にこの身の死を迎えるかもしれない今を生きている、生かされているにすぎないこの身だという覚悟を、親しき方は身を持って教えています。そして、だからこそ、そんな今を精一杯生き切ってくださいと願われてある身だということを知ってください。

そんな自覚を蓮如さんは、お文で「後生の一大事をこころにかけて」と再三おっしゃいました。供養とは、親しき方の死を悲しむわが身を悲しんでいるという限界があり、だからこそさまざまな形で供養をし、そんなわが身を慰めていることでしかないのです。むろん、それが人を動かす根幹たる情というものに他ならないのですが。

実は先日、どなたでも知っている一般週刊誌の編集部から電話をいただきました。秋の彼岸特集で、全国の永代供養墓を取り上げるという趣旨で、当寺のホームページにある「総合墓・倶会一処」を北陸から取り上げたいというものでした。その趣旨を丁寧に説明していただきましたが、いわゆる永代供養というものと、当寺の総合墓はその意味合いが違うし、上記のような理由で真宗大谷派では供養という概念はないということをお話させていただき、掲載をお断りいたしました。

亡き方への思い、「情」の限界を超えて亡き方からの教えと願いを受け取っていく真宗の教義は、なかなか難しいもののようですが、しっかりボクたち僧侶と話し理解し合い、ともに考えていきましょう。

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やっぱり、夏は海っす^^

Dsc01059 今日は月忌が2軒のみだったので、愛息と愛息のお友だちK君とともに千里浜海岸へ行ってきました!

夏に海に行っておくと、1年風邪をひかないと言います。と、特に気にしているわけではありませんが、愛息が1歳の夏から毎年来ている海です。というよりボクが好きなんですよね、本当は(笑)。

台風一過のせいか、水は濁っていましたが波も穏やかで気持ちよかったですね。子どもふたりは、海に入りっぱなしで休むことを知りません。ボクは時折テントに戻って一服しつつ、彼らを見守っていました。子どもは、自然の中に放り込むと、それなりに考えて遊ぶもので、波に向かって行っては撃退され大笑いし、そのうち波が来るのを待ち伏せしてジャンプ! また大笑い。

ボクが声をかけなければ、昼食さえ忘れて遊んでいそうでした(苦笑)。相方の作ってくれたおにぎりと、途中で購入してきたフランクフルトとミニカップラーメンをテントの中でほおばり、また「それー!」と海へ。夕方までさんざん遊んでクタクタな子どもたちは、帰りのクルマで爆睡し、家につくころめを覚ますと「おなかすいた~」ですと(笑)。

やっぱり、夏は海っすね^o^♪

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お講に感謝~恒例化しますよ

Dsc01058 7月31日、「善福寺講~正信偈に学ぶ会③」に25名のご参加をいただきました。これで、本年のお講は終了です。3回とも多くのご参加をいただき、本当にありがとうございました。

当初、8月9月も引き続き開講とも考えておりましたが、ボクも役僧T氏もいっぱいいっぱいな状態で、もっともっと勉強しなおして、また来年の5月6月7月に開講したいと考えております。「毎年5月6月7月の最終火曜日は善福寺講の日」と恒例化していきたいと思いますので、ぜひまたのご参加お待ちしております。

正信偈の読み方も、その心も、さまざまな仏事も、一朝一夕に身につくものではありません。今回3回でのことは、皆さんの日々のおつとめ、そして当寺での報恩講等に参加しそれぞれが継続していくことが大事です。そして、また来年の5月6月7月にその中での疑問やお考えをともに話していきましょう。

<今週の予定>

8/4>午前~月忌・10:30~K家1周忌法要兼永代祠堂経法要・15:00~J寺前坊守49日法要

8/5>終日~月忌

8/6>午前~月忌・午後~寺務(予定)

8/7>終日~月忌

8/8>休務日

8/9>終日~月忌

8/10>午前~月忌・午後~寺務(予定)

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東京~若き日々

Dsc01034 この週末の東京滞在で、多くのなつかしい顔との再会がありました。大学を出て早や17年、その後ふたたび2年ほど東京に住む機会もあり、京都につぐなつかしい街です。

東京は街を歩いていても人と眼が合うことがなく、あれだけ多くの人がいてもあまり気にならないという不思議さと、懐に入ってしまえば案外いい人が多い街でもある。前述の小料理屋の人々も、我々の学生時代にはなくてはならない人々で、今回も変わらぬ笑顔で迎えてくれました。本当に感謝です。

あのころ、まだ女子高生だった店の娘さんも早や30半ばで3人の母親だったり、よくビールをおごっていただいた店の常連のMさんとも抱き合って再会を喜び合いました。北陸の田舎から出てきたボクには、家族のような暖かい場所だったんだなぁとしみじみ思いました。

サークルの20周年パーティでも、それなりに老けた顔、太ったの痩せたの、結婚したり離婚したり、いまだ独身だったりと環境は変わっても、あのころのコンパとおんなじでした。なんというか、しゃべる内容は変わってもしゃべり方や座る位置や結局最後に固まるグループなんかがいっしょなんです(笑)。

Dsc01051 いろんな人との出会い、ご縁があって今のボクある、そう思ってはいても日頃はなかなか実感できなかったりしますが、つくづくそう感じました。あのころの好ましい自分も、嫌な自分も、どちらでもない自分もみんなボクです。そんなボクが40歳になってもともに呑んで語れる人々がいてくれました。ありがとう。

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