お線香を焚く
日頃のお内仏でのお参り、その際の線香の焚き方ってご存知ですか? よく見かける、右の画像は当派(真宗大谷派)においては誤りなのです。
では、当派ではどうするのか?
右のように寝かせます。一本のお線香を三等分ほどに折り、火を灯してから寝かせます。ただし、香炉の大きさによっては、二等分や五等分でも結構ですよ。
大事なのは、じっくり火をつけること、寝床になる灰をきれいに保つことです。そうでないと、すぐに消えてしまいます。前の燃え残りがあったりしてたら除外してください。そして、ときどき灰をマッチ棒などで静かにかき回して空気を含ませることです。けっして灰を押したりして、固めないでくださいね。
では、今週のボクの予定でっす!
<10/9>月忌・11:00~O家にて一周忌法要・月忌
<10/10>10:00~C寺報恩講参勤・月忌・13:30~源正寺報恩講参勤
<10/11>月忌・10:00~J寺報恩講参勤・月忌・13:30~E寺報恩講参勤・月忌
<10/12>月忌・午後在寺
<10/13>月忌・14:00~津幡地区報恩講五軒
<10/14>月忌・市内門徒宅報恩講三軒・午後在寺
<10/15>月忌・10:00~I家にて三回忌法要&報恩講・11:00~寺にてK家三十三回忌&十三回忌法要・月忌
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コメント
ご住職様、こんばんは☆
そうでした。こんな感じでお線香、寝かせるんですよね!
ほんと、仰る通り、用意周到、灰にもお線香にも、抜かり?
があると、すぐ消えてしまいますし。。
お線香、折ってもいいのは、初めて知りましたわ。
勉強になります☆
スケジュール、びっしりですね!
どうぞ、お体、お気をつけて♪
投稿: マリア | 2006年10月 9日 (月) 00時05分
マリアさん、こんにちは!
お線香は、立てるのが一般的だと思ってらっしゃる方が多いようですが、宗派によって違うんですよ~。また、お焼香の作法も宗派によってまちまちです。そのうちお焼香の作法も書きますね。
お気遣いありがとうございます。がんばります!!
投稿: Kei@住職 | 2006年10月 9日 (月) 18時37分
お線香ですね。
よく仏閣などで本堂の前の香炉には
線香を立てていますよね。
私もよく見ます。
(あれでは、最後まで線香が焚けないので、線香の残骸に後で困るだろうなあ、と思っています。)
私はよく知っている天台宗の僧正様から
線香は“三つ”に折って、香炉に寝かせて、
と教えていただきました。
それ以降そのようにしています。
(自宅の仏壇ではいくつに折るかは考えていなかったのですが・・・。当然、線香は寝かせていたんですよ。)
真宗ではこのような意味では説明されないでしょうが、
「三つに折る」のは“過去・現在・未来”
“先祖・自分・子孫”という三世に対して供養するためと聞きました。
真宗では「供養」のために線香は焚かないのでしょうが、
このような素晴らしくも深い意味があって
香を焚くのだと知って
自分の無知を改めて感じたものでした。
投稿: 喜右衛門 | 2006年10月10日 (火) 09時34分
ほう、天台宗でも寝かせるんですね、知りませんでした。真言宗のお焼香の回数が、過去・未来・現在の三回というのは聞いたことがありますけどね。
投稿: Kei@住職 | 2006年10月10日 (火) 21時16分
線香を3つに折って寝かせるのですね。
西本願寺は 2つですよね。
いつも2つに折って線香を寝かせています。
が・・・本当は 3つに折るのが正解なのかしら??
投稿: neorin | 2006年10月13日 (金) 17時58分
あ、そうなんですか? 本数はそんなに厳密に決まってないと思ってました(苦笑)。ボクは、お参りに行ったお宅の香炉のコンディションを見て本数を決めます。日頃、あまりお線香を焚いてない香炉には多めに、そうでない香炉は少なめにという感じです。
投稿: Kei@住職 | 2006年10月13日 (金) 21時16分