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2006年10月

五百回忌兼報恩講終わった~!

Dsc00676 長い一日でした!

例年なら10:30からの結願日中まで、余裕があるのですが、本日は蓮康僧都と蓮周尼の五百回忌法要が9:30にあり、日中は11:00からという変則日程でした。

Dsc00682 役員方、お茶や厨房の係のご婦人方も早朝から集合していただき、万全の体制を整えていただきました。

ボクは、ほぼ満堂の本堂での法要で最初の登高座(左画像=コウちゃん撮影)、日中法要で二回目の登高座、しかも作法はすこしづつ違うのですが、なんとかこなし、二座とも滞りなく勤めることができました。

Dsc00689 お斎には、特別な法要ということでお赤飯を、参集された約百人のご門徒さん方といっしょにいただきました。午後は、ご門徒方で「正信偈」を同朋唱和しました。

そして、続いて大谷大学名誉教授で、うちの前住職の先輩にあたる鍵主良敬先生にご講話いただきました。

Dsc00691 前住職の話では、淡々としゃべる方、だったのですが、身振り手振り、笑いありのヒトトキとなりました。

先生いわく、「前で熱心にうなずきながら聞いていらっしゃる方がいると、つい熱が入ってしまいましてねぇ」と笑っていらっしゃいました。

「「信」とは「こころが澄むことである」と言われたり、「勝れた理解を生む深いこころである」と定義されたりします。ですから、私たちが日常的に用いている占いを「信ずる」とか、理由もわからないのに無理に信じるというような「信」とはまったく違います。それが「悟りのもと」、道(菩提)の元として「信」です」という先生のお言葉を我々はどう受け止めていけるでしょうか? 大きな課題をいただいたように思います。

Dsc00696 夕方、後片付けも終わって、役員方とささやかな「お疲れさん会」では、長い一日を振り返り、無事に終わったこと、鍵主先生のお話のことを語りながら、おいしいお酒をいただき、心地よい疲労感を残し全日程を終えました。

役員、諸係の皆さん、ご参詣いただいたご門徒の皆さん、本当にありがとうございました。そしてお疲れさまでした。

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報恩講が始まった

Dsc00656 報恩講初日。数日前まで、今日の予報は雨だったのが、見事に快晴でした! しかも、今年は例年に比べとても温かく、ストーブいらずでした。

午前中は、役員さん方がお集まりになり、仏旗や幕を張っていただき参詣される方を迎える準備をしていただきました。ボクと役僧T氏は、各所の最終チェックや確認をし、厨房では明日のお斎(おとき=昼食)の下準備に大忙しでした。

そんな中、南砺市(の旧井波町)からIさんご夫妻が、幼稚園児のお孫さんをふたり連れてご来寺されました。最近では、こういった「孫の手を引いてお寺参り」という風景が見られなくなっているだけに、忙しい中にもホッとさせられました。

Dsc00658 今日は、報恩講のお逮夜です。画像をクリックして拡大して見ていただきたいのですが、内陣(ないじん=ご本尊・阿弥陀さんの両脇)には、7人の法中方(ほっちゅうがた=招待寺院)、手前の外陣(げじん)には4人の助音方(じょいんかた=声の高さ等を調整しながら発声する方々)と2人の山内(さんない=身内の寺院や役僧)、これだけの人数でそれぞれが各パートを担当してひとつの法要が形成されているのです。

Dsc00666 その後、いつもお説教をしてくださる鳥越氏が病欠のため、前住職が法話をされました。

住職交代以来、あまりご門徒の前に出ていない前住職(本業は学者)のどこか大学の講義風の法話でした(笑)。

Dsc00672 本日最後の日程は、役僧T氏による御伝鈔(ごでんしょう)拝読です。これによって、親鸞聖人の一生が書かれた巻物を独特の節で読むことで、親鸞聖人の恩徳をしのび、また学ぶのです。

明日はいよいよ、蓮康さん&蓮周尼さんの五百回忌、報恩講の結願日中(けちがんにっちゅう)のおつとめ、ご門徒による「正信偈」同朋唱和、そして鍵主先生による講話ともりだくさんな日程です。

ボクは、ふたつの法要ともに登高座をしますが、作法を間違えないか、今から緊張してます(苦笑)。そんなところも含めて、ぜひ、ご参詣ください。

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明日から報恩講

Dsc00647 今日は、仏華職人N村さんがお華を立てに来てくださいました。いつもながら、ラジオを横にタバコぷかぷか、しかし腕は確かなお方なんですよ。左の画像は、ご本尊=阿弥陀如来の仏華です。

Dsc00649

そして、報恩講の主役たる親鸞聖人の前(祖師前)です。

Dsc00648

こちらは、親鸞聖人ご絵伝前です。普段は、聖徳太子と七高僧の軸がかかってます。

Dsc00653

こちらには、明後日に五百回忌をおつとめする蓮康僧都(右)と蓮周尼像です。見た目より古い絵像らしいです。

皆さまのご参詣お待ちしております。もし、ご門徒以外で、このブログをご覧になってご参詣くださる方は、「インターネットで見てきました」と言ってくださいね。特に特典はありませんが、もしよろしかったらご来寺ください。手ぶらでも? とご心配な方は千円~五千円程度の「報恩講志」をご持参いただければ幸いです。

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報恩講の準備ピークなり~!

Dsc00636 報恩講まで、あと明日と明後日の二日となり、今日は本堂の清掃と荘厳(おかざり)をしました。この時期の寺は戦場さながらのバタバタぶりです(笑)。

しかし、先ほど電話がありました。初日(10/29)のお説教に毎年来ていただいている旧福光の満行寺の鳥越ご老僧が入院されるとのことです。ご高齢ながら、長きに渡って来ていただいていただけにファンも多く残念ですが、ゆっくりご静養いただきたいと思います。

そして、まだ決定ではありませんが、ご老僧に代わって当寺の前住職がお話させていただくことになりそうです。住職交代以来、あまりご門徒の方々の前に出ていないだけに、こういうご縁に元気な姿をお見せできるのもいいことかもしれませんね。報恩講は以下のとおりです。皆さまのご参詣をお待ちしております。

「報恩講は、今を生かされてあるわが身への感謝、南無阿弥陀仏の教えを示された浄土真宗の宗祖・親鸞聖人のご命日(11月28日)をご縁に各寺院、ご家庭で営まれる真宗でもっとも大事な行事です。ご参詣お待ちしております。本年は予定を変更して、当寺開基の蓮康僧都と当寺に嫁いでいた蓮如上人ご息女の蓮周尼の五百回忌法要を兼ねて勤めます。」

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他事想論2

Dsc00620 姿勢を正す、そういうご縁てどれほどあるでしょうか? 昨今なかなかないかもしれませんね。

でも、ご法事の場において、声高に「正座って別にせにゃならんもんやないらしいで」とおっしゃるおじ様方がたまにいらっしゃいます。

たしかに、「ご法事では、正座をしましょう」と文章で書いた規則はないかもしれません。それは、それが当たり前だからではないですか? というのは、ご法事とは、亡き方をご縁として仏法を聞く、つまり今この瞬間を生かされてあるわが身に気づく、確認する場なのです。そこで姿勢を正すこと、これをしなくていいという気持ちは、やはり傲慢とも言えます。

現代の生活で、正座をすることは減少していますし、してもすぐ痺れる、しんどい、という気持ちは理解できます。だからボクは、ご法事の前に「姿勢を正してください。痺れたら崩してもいいですよ。もちろん足腰の不自由な方は、それなりの姿勢で結構ですよ」と言います。

痺れたら崩すのと、最初からしないのとでは違います。姿勢を正すという気持ちが大事なのではないでしょうか?

姿勢を正す、敬意を払う、違う価値観を理解しようと努める、人の話を聞くことを大事にする、便利で物質的にのみ豊かな社会ですが、そういう姿勢が欠如し続けている社会でもあるように想います。

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お風呂好き

Dsc00643 昨日は、銭湯に行ってきました。ウチの近く、歩いて10分程度には、今でも銭湯が3軒もあるのです。

その中でも、よく行くのが東山の「東湯」さん。よく、といっても月に2回ほどですが、たまぁに手足を思いきり伸ばして入りたくなるのですよね。

そう思ったときには、愛息に「おっきいお風呂行くか?」と聞くと、「うん! 行く行く!!」と元気な返事が返ってくるので、「よっしゃ! So Let's goや!」と出発します。

Dsc00642 泡がぼこぼこの湯、ジェット水流の湯、ぬるめの湯、熱めの湯、手足を「ん~ん」と伸ばすと疲れも抜けていくようです。ほかほかになったあとは、定番のフルーツ牛乳を一気飲み(笑)! そして浅野川沿いをゆっくり歩いて帰ります。のんびりした時間が何よりですし、楽しい親子のヒトトキです。

というわけで、当寺報恩講に向けてますます慌しくなっていく今週の住職の予定は以下のとおりです。

<10/23>10:00~T家報恩講・14:30~Y家報恩講・15:00~S町報恩講5軒

<10/24>月忌・10:00~I家報恩講・10:30~N家報恩講・11:00~Y家報恩講・午後在寺予定

<10/25>9:30~K家報恩講・10:00~T家報恩講・月忌・11:00~Y家報恩講・月忌

<10/26>月忌・10:00~T家報恩講・月忌・11:00~T家報恩講・11:30~寺にてT家一周忌法要・13:30~T家報恩講・寺にて報恩講の荘厳

<10/27>月忌・10:00~Z寺報恩講参勤・月忌・16:00~寺にてI家永代祠堂経

<10/28>9:30~K家報恩講・10:00~U家報恩講・11:00~M家報恩講・午後寺にて大掃除

<10/29>当寺報恩講初日(日程は右サイドバーをご参照ください)

<10/30>報恩講2日目兼蓮康僧都および蓮周尼五百回忌法要(同上)

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おみがき♪おみがき

Dsc00641 今日は仏具のおみがきです。

当寺の総代さん4人に、ご夫婦でご参加いただいたMさん、そして夏のお盆でお手伝いいただいたNさん、それにボクと相方と母の計10人でにぎやかに行いました。

ひとつひとつが、一般家庭のお内仏(お仏壇)の3倍は大きいお寺の仏具。研磨剤をつけて、布きれでこすり、古新聞で仕上げるのですが、結構な力仕事なのです。研磨剤もつけすぎると窪みに溜まって、かえって汚くなったりするため、歯ブラシ等で丁寧に仕上げる細かさも必要だったりと大変な仕事です。

総代さん方は、さすがに皆ベテランで、中でも内灘のFさんのそれはひとつの作品といってもいいくらいの出来で、ボクらもそれをお手本にがんばってはみるのですが、まだまだ年季が違いますね(苦笑)。みなさんお疲れさまでした。

かつては、この時期、真宗門徒の家々では、報恩講をお迎えするために家族総出でおみがきをする風景が見られたといいます。仏具をおみがきし、きれいな内敷をかけ、お餅をお供えし報恩講をお迎えしたのですね。

もちろん今でも、そうやって報恩講をお迎えされるお宅も存在しますが、少なくなりました。真宗門徒にとって、一年で一番大事な行事であり、またおまつりであった報恩講。親鸞聖人の恩徳をしのびつつ、きれいなお内仏の前で正信偈を唱和したいものですね。

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住職在寺の一日

Dsc00624 今日は、ひさびさにほぼ一日お寺にいました。前にも書きましたが、住職とはいつでもお寺にいるものだと思ってらっしゃる方が多いようですが、日中はいる方が珍しいんですよ(苦笑)。

たしかに、そもそも住職というのは、かつて留守職(るすしき)と呼ばれました。蓮如さんは、本願寺第八代留守職というのが正式な肩書きですしね。僧俗共有の聞法道場たる本堂の留守を預かり、いつでもだれでも参詣し仏法を聞けるように保つことが本職ということなのです。

でも、月忌参りの習慣のない地域のお寺さんなら、それも可能かもしれませんが、月忌やこの時期は報恩講がある金沢では、そんなわけにはいきません。もちろん、本堂はいつでもどなたでもご参詣いただけるようにしております。

今日は、月末の当寺報恩講兼蓮康僧都(左上画像)・蓮周尼五百回忌の看板の毛筆で書きました。本堂前に掲げてありますので、お近くの方はぜひご覧ください。

お習字は苦手だったのですが、住職になって3年半、少ぉしづつ慣れてきた、かもしれません。最初は、前住職に「筆で書いた、っちゅーだけのシロモンやな」と酷評されましたけどね(笑)。

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まだまだです

Dsc00629_1 今日は、午後からJ寺さんの報恩講に参勤しました。例年ここでは、ご和讃の二首目の発声をさせていただいていました。ところが今年は、例年お調声(言うなればメインヴォーカル?)をされていたS寺さんがご住職でなく若さんだったために(?)ボクにそのお役目が回ってきてしまいました。

本来、どんなパートを仰せつかっても「はい」と言うものなのです。しかし、今だに出仕すると頭が真っ白になって、ほんの一行のパートでさえもいっぱいいっぱいなボクは、絶句し「申し訳ございませんが、不慣れなもので次回までの宿題とさせていただけませんか?」と、お断りさせていただきました。

お恥ずかしい話です。できないことはない、と思うものの舞台度胸が足りないのですね。何事もやって、失敗してナンボ、とは思っていながらも「はい」と言えない自分がいます。

思えば、住職になって三年半、お試し期間をすぎ、そろそろそういう役回りをいただく時期なのでしょうね。今後しっかり練習していきたいと思います。

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土橋さん、お疲れさまでした!

5dobashi ボクの大好きなヤクルトスワローズですが、今夜の神宮球場での対読売戦でふたりの選手が引退試合を行っています。

ひとりは、中継ぎの山部投手、ひとりは土橋内野手(写真左)で、どちらも生え抜きのベテランでファンから愛された選手でした。ベテランといっても、ふたりともボクより年下なんですけどね(苦笑)。

2番セカンドでスタメン出場した土橋選手は、4回裏にセンター前ヒットを打ち、山部選手は9回表にリリーフ(ここでキャッチャーも古田監督に交代)し、打者ひとりを見事三振に切ってとりました。

おふたりとも、ホンマにお疲れさまでした。特に土橋選手はセカンドでの名手ぶり、下位打線でも意外性を発揮する打撃、野村監督時代には「裏MVP」とまでノムさんに言わしめた名選手で、ボクも大好きでした。

さて、報恩講&ご法事ラッシュな一週間で、バテバテなボクの新たな一週間の予定をお知らせいたします。

<10/16>月忌・K寺報恩講参勤・月忌

<10/17>月忌・在家報恩講・月忌・J寺報恩講参勤・在家報恩講

<10/18>月忌・在家報恩講・16:00~I家にて三十三回忌法要

<10/19>休務日

<10/20>月忌・在家報恩講4軒

<10/21>在家報恩講2軒・仏具おみがき

<10/22>月忌・11:00~N家にて三回忌法要・14:00~寺にてH家永代経

といった一週間です。およろしゅう♪

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お座敷と香部屋

Dsc00625 お寺さんの報恩講に参勤すると、法中方(ほっちゅうがた)はお座敷へ、助音方(じょいんかた)は香部屋(こうべや)へと控えます。

法中方というのは招待寺院で内陣出仕をし、助音方というのは外陣でお経の音を調整する役目のことです。当寺の役僧T氏は、金沢での助音方の若頭といった立場なのですよ。

ですから、同じ寺院の報恩講に参勤しても、ボクはお座敷へ、T氏は香部屋へと控えるのですが、メンツによってはお座敷は互いに顔色をうかがう緊張感ある場で、香部屋は和気あいあいなんですね。

ボクはいつも、「Tちゃんトコはええなぁ、楽しそうで」と言うと、T氏は「そうやろ~(笑)」と言ってます。でも、3ヵ寺ほどで一緒になるS寺の老僧(80歳手前ほど)は、そんなお座敷を和ませる名キャラなのです。

毎年、ネタを考えて(?)こられるのか、爆笑の渦に巻き込んでくれるんです。ウチとおなじで、すでに住職をご子息に譲っておられるからか、この季節を楽しもうとされてるようにも見えます。

そのネタは、食べ比べをして素うどんを16杯食べたが、店の人に「アンタのオヤジさんは20杯食べたよ」と言われたといった若い頃の武勇伝が主ですが、最近でもヒロシマまで戦艦大和の映画で使われた模型をクルマを運転して見に行ったとかといったものもあります。

おそらく、ギスギスした人間関係より、ご縁あったもの同士楽しく行こうという心境になっておられるのかもしれませんが、ボクにとっても、この老僧といっしょの参勤はほっとさせられるありがたい存在なのです。いつまでもお元気でいていただきたいものです。

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登るんです

Photo_4 左の画像、なんだかわかりますか? 礼盤と書いて「らいはん」と読みますが、登高座という儀式に使用するものなのです。

この登高座は、寺院での報恩講や永代経等の法要で行われるものです。ボクは、自坊や山内(前に書きましたが、なんと読むか覚えてますか?)寺院でこれをしなければならないのです。

報恩講シーズンには、10/10に源正寺さんで、10/30に自坊、11/19にD寺さんでするのですが、毎年冷や汗ものなんですよ(苦笑)。結構こまかい手順(作法)があって、しかも両脇には他寺の住職さん方(たいがい年上ばかり)が見ているのです。

しょっぱなの源正寺さんの前には、何回も練習していくのですが、いざ本番となると冷や汗だらだらで頭が真っ白になるのです。そのために、小さな小さなアンチョコ(カンニングペーパー)を手のひらに持ってたりします(内緒ですよ/笑)。

Raihan こういう柄香炉というものを持って、お焼香は最初に2回、後で1回してフタをしめて、巻物を読み、立ったり座ったり、草履は左から履いて、右から脱いで、と住職になって3年半今だに慣れませんねぇ(笑)。

ボクの冷や汗に、いや登高座に興味ある方は、どうぞ当寺報恩講にご参詣くださいね。お待ちしております。

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院長先生

Photo ボクが卒業した大谷専修学院の院長、竹中智秀先生がご往生なさいました。去る10/8の午前3時すぎ、急性心筋梗塞、享年74歳だったとのことです。

先生は、細身で、いつも笑顔で、白髪をきれいになびかせたロマンスグレーでした。そのお声も柔らかで、独特のイントネーションというか訛りがあり、「ご本尊」を「ごほんどん」と発音されていたことが思い出されます。

この大谷専修学院というのは、大学ではなく一種の専門学校で全寮制です。ボクのように宗門に無関係の大学を出た者や高卒の寺院子弟、あらゆる理由で寺に入る者が宗派の教師資格を取得するために一年間在学する所です。

院長先生は、寮で暮らしてはおられませんでしたが、毎日学院に来ておられ、週に一回の院長講義をされていました。その講義は、全文筆記だったので学生はみんな耳をすまして聞き、ノートを取ったものです。

「親鸞聖人」→「SS」、「蓮如上人」→「RS」等の略が書かれたノートは、今みても暗号帳のようです(苦笑)。

阿弥陀如来とは、何人も、何ごとも、「選ばず・嫌わず・見捨てず」なのですよ。と最初の講義で教えられ、「あなたは何者であるのか? をこの一年で見つけてください」といわれたことを思い出します。

学院を出て13年、ボクは何者なのか? 今だにその答えが見つかっていないように思います。3年前に学院の同期生の結婚式でお会いしたのが最後でした。もっと、先生に会いにいけばよかったと思います。いずれ学院葬が行われるらしいので、そのときにはなんとか時間を作って、あの学院の空気を吸いに帰ろうと思います。合掌。

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お線香を焚く

Dsc00631 日頃のお内仏でのお参り、その際の線香の焚き方ってご存知ですか? よく見かける、右の画像は当派(真宗大谷派)においては誤りなのです。

では、当派ではどうするのか?

Dsc00632 右のように寝かせます。一本のお線香を三等分ほどに折り、火を灯してから寝かせます。ただし、香炉の大きさによっては、二等分や五等分でも結構ですよ。

大事なのは、じっくり火をつけること、寝床になる灰をきれいに保つことです。そうでないと、すぐに消えてしまいます。前の燃え残りがあったりしてたら除外してください。そして、ときどき灰をマッチ棒などで静かにかき回して空気を含ませることです。けっして灰を押したりして、固めないでくださいね。

では、今週のボクの予定でっす!

<10/9>月忌・11:00~O家にて一周忌法要・月忌

<10/10>10:00~C寺報恩講参勤・月忌・13:30~源正寺報恩講参勤

<10/11>月忌・10:00~J寺報恩講参勤・月忌・13:30~E寺報恩講参勤・月忌

<10/12>月忌・午後在寺

<10/13>月忌・14:00~津幡地区報恩講五軒

<10/14>月忌・市内門徒宅報恩講三軒・午後在寺

<10/15>月忌・10:00~I家にて三回忌法要&報恩講・11:00~寺にてK家三十三回忌&十三回忌法要・月忌

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五百回忌を勤めます

Dsc00347 当寺の報恩講は、例年どおり今月の29日と30日です。しかし、今年は少し変更となります。

先日の役員会にて、当寺の初代(開基)である蓮康僧都(蓮如上人異母弟)と、当寺に嫁いでいる蓮周尼(蓮如上人ご息女)の五百回忌法要をお勤めすることが急遽決定しました。

実は、蓮康さんは昨年、蓮周尼さんは来年が五百回忌なのですが、おふたりもと詳しい経歴がわかっておらずどうしたものかと考えておりましたが、思い切って今年お勤めしようということになった次第です。

くわしい日程は、右サイドバーの表示か、本館公式ホームページ(左サイドバーからアクセス)をご参照ください。みなさんのご参詣お待ちしております。

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困ったもんだ

Munch_scream00_1 今日、とあるホームセンターで買い物をしたときのことです。

レジに並んだボクの前に、ワゴンを押したおばちゃんがいました。トイレットペーパーやら、ドッグフードの缶詰やら大量のお買い物でしたが、会計が終わってビニール袋を手にし出口へ行ったのはいいが、ワゴンをそのまま、つまりボクのまん前に置いたまんま行ったのです。ボクはそれをどかさなければ会計ができないのですよ。

思わず「ちょっと、これ(ワゴン)持っていってくださいよ!」と、おばちゃんの背中に叫んだものの、聞こえなかったのか、そのまんま過ぎ去っていきました。びっくり顔のレジのお姉さんに「ああいうお客さんに、お店の人は何も言わへんの?」と聞くと、「すみません、私が片付けかすから」という返事でした。

なにか違いませんか? 店の人にしても、「ワゴンやカゴは片付けてくださいね」くらい言ってもいいと思います。しかし、それ以上にいいトシをした方のマナーの悪さが目に付くことが非常に多いのですよ。

スーパーではカゴを片付けない方や車椅子マークの場所に駐車する方、路上では横断歩道を渡らない方や交差点でタクシーを止める方、クルマの運転でウィンカーを出さない方や対向車や歩行者への気遣いのない方、そんなおじさま&おばさま方がとても多いのです。

年齢とは、ただ取るものではなく、そこに学びがあり、その学びから下の世代の手本となり、社会の規範となっていくものであろうと思いますし、だからこそ昔の年長者やお年寄りは尊敬の対象だったのでしょう。

飲酒運転や政治家、教師、医者、警察官等が起こすワケのわからない事件が後を絶たないのは、そんな社会の規範たる自覚なき大人の多さにも大きな原因があるように思いますが、いかがですか?

坊主はどうだ? そう問われてもボクらは胸をはって「日々精進」と言えるひとりの大人でありたいと逆に教えられてある昨今です。

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タバコの本数が増えました

Cigs_marlboro_mlights 忙しいと、タバコの本数が増えます。

飲みに行くと、タバコの本数が増えます。

昨日は、ご法事と納骨、役員会をこなし、夜は前から約束していた友人タケちゃんとひさびさに夜の片町へ出ました。

このタケちゃん、実は半年前まで愛息が通っていた金沢幼稚園(金沢東別院内)で、愛息と仲の良かった子のパパです。ママさん同士が仲良くなることは多いですが、パパ同士が仲良くなって飲みに行ったりは珍しいらしいです。でも、このタケちゃんとボクを含め、5家族が仲良くお付き合いさせていただき、卒園式の夜には、「パパ会」と称して5人のパパで飲みに行き、大いに盛り上がりました。

夕べは、本当にひさしぶりにカラオケなんぞにも興じましたが、そこは同年代、主に80年代のなつかし曲(ツイスト、マッチ、オメガトライブ、ハウンドドッグ、チェッカーズなどなど)のオンパレードでした(笑)!

そして、盛り上がりすぎて帰宅したのは、午前3時ごろです・・・かね(定かでない/笑)? こんなことは、たまぁにだけですよ~(苦笑)。タケちゃんありがとう!

★今週の住職

<10/2>月忌・寺報編集

<10/3>月忌・午後~総合墓への納骨

<10/4>月忌・11:00~K家3回忌法要(寺にて)

<10/5>月忌・15:30~A家33回忌法要(A家にて)

<10/6>9:30~M家報恩講・月忌

<10/7>月忌

<10/8>9:30~F家報恩講・11:00~I家1周忌法要(I家にて)・15:00~K家33回忌法要(K家にて)

ご法事の多い一週間です。

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