仏さんに成る
電話が鳴ったのは夕べ深夜1時半ごろでしょうか、寝ぼけ眼で出てみると「井波(現富山県南砺市)のIさんがお亡くなりになりました」とのこと。こういう遠方の場合、枕経(ご自宅に戻ったご遺体とお内仏での読経)は当地にお寺さんにお任せしますが、いち早くお知らせくださったのでした。
享年89歳(数え年齢)のIさんは、彫刻で有名な井波町でも有名な彫刻家であり、数年前体調を崩されるまで長年にわたり井波町の当寺ご門徒の世話役も務めていただきました。
それ以上に非常にやさしい好々爺であり、またときには厳しさももったお人柄で、ウチの両親とも親しく交友させていただいておりました。また、当寺改築の折には、座敷に貴重な欄間をご寄付いただきました。
ここ数年は、半ば隠居されお身体をご静養されておられ、なかなかお会いするご縁もございませんでしたが、昨年にはご本家でのご法事に出席されていた際にお会いしたのが最後となりました。
Iさんは、亡くなられた時点で仏さんに成られました。それは、我々に死という教えを身をもって説いてくださる存在となられたということであり、我々は合掌という形をもってその教えを受け取っていきます。合掌。
他力 他力本願 親鸞 |
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